【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
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92: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/18(火) 23:54:40.59 ID:BLRBsoCc0




 最初の一声で、酔いが醒めた。
以下略 AAS



93: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/18(火) 23:55:30.59 ID:BLRBsoCc0



 彼女の歌には「色」があった。

以下略 AAS



94: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/18(火) 23:58:52.82 ID:BLRBsoCc0


 誰もがそこにいて、声を聞いていた。

 グラスを傾ける柊さんも、カップを磨くマスターも、ハーブティーを楽しむ花屋さんも、文庫本をめくる古本屋さんも、
以下略 AAS



95: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/19(水) 00:00:28.34 ID:H28+Nx7V0

   〇


「カナリヤというあだ名は、彼女が歌うのをやめたことから付いたの」
以下略 AAS



96: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/19(水) 00:02:29.68 ID:H28+Nx7V0

 柊さんは即答した。
 と、弱りきった高垣さんの声がかかる。
 見ると感激した他の客に殺到され、押し合いへし合い握手したりハグされたりの彼女がこちらに助けを求めている。

以下略 AAS



97: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/19(水) 00:03:23.58 ID:H28+Nx7V0

「――ああ、びっくりした」

 やんややんやと囃し立てる酔客たち。
 桜の雲の下には、参道で会ったお店の子たちがちらほらいて、こちらを見上げていた。
以下略 AAS



98: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/19(水) 00:04:16.16 ID:H28+Nx7V0


 彼女は自分の歌を、たまにやる余興程度のものだと思っている。

 とんでもない。
以下略 AAS



99: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/19(水) 00:18:00.33 ID:H28+Nx7V0

  ◆◆◆◆


「わかってるわ。最悪の場合、私が引き受けるとしましょう」
以下略 AAS



100: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/19(水) 00:19:15.97 ID:H28+Nx7V0
一旦切ります。
所用につき、また何日か更新が滞ることになると思います。すみません。


101:名無しNIPPER[sage]
2019/06/19(水) 02:50:29.77 ID:q9yBGZ22o
一旦乙です
マスターはあいさんかと思ったけど、この口調からすると喫茶店絡みならあの人かな
名前からすると前回の夢の話とも連動しそう


102:名無しNIPPER[sage]
2019/06/19(水) 05:49:13.31 ID:8Irn1hLDO


>マスター
パフェキチかな?志保もコーヒーには力を入れてるし


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