武内P「私の愛が重い?」
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15: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 04:05:40.35 ID:PRZBj2Ss0
卯月「その……こんなことを言ってもプロデューサーさんを困らせるだけだって、わかってるんです。でもお願いします! 聞いてください!」

武内P「……わかりました。どうぞ続けてください」

卯月「私は多分――多分、というあいまいな気持ちでこんなこと言ってすみません」

卯月「私は多分、プロデューサーさんのこと、好きだと思います」

武内P「島村さん。それは――ッ」

卯月「プロデューサーさん」

武内P「……話を聞く約束でしたね。わかりました。島村さんの想いを、最後まで教えてください」

卯月「はい!」

卯月「私はこれまでプロデューサーさんに褒めてほしい、喜んでほしいと思ってました。私を見つけてくれて、何度もチャンスを与えてくれたプロデューサーさんのためになりたいと思ってました。そしてできれば、これからも一緒にいたい。困らせたくなんかないって……思ってたのに」

卯月「プロデューサーさんが他の誰かと結婚するかもしれない。そんなことを考える機会があって……胸が締め付けられて、そんなわけじゃないのに、プロデューサーさんが私を置いて、どこか遠くに行ってしまうような感じがしたんです」

卯月「嫌なんです。でも、私に口出しする権利なんてありません。だって、私はプロデューサーさんのお世話になっているアイドルの一人にすぎなくて……まだ子どもで……嫌というだけで、自分の想いに確信も持てていないんです」

武内P「島村さん……」

卯月「それでも、待ってください」

卯月「お願いです。私がこの想いに確信を持てるまで。私が大人になって、アイドルを辞めて、プロデューサーさんに迷惑をかけなくてすむまで。何年かかるかわかりません。それでもお願いします。勝手だってわかっています」

卯月「私が大人になるまで、待ってください。嘘をついてまで、私たちを遠ざけないでください」

武内P(……心を鬼にすべきです。私のことなど、どうでもいい。皆さんと、会社のためを思えば。島村さんのこの想いも、きっと何かの間違いに違い――)

卯月「お願い……します」

武内P「……ッ!?」


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