72:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:18:44.98 ID:v13ERt4d0
芹沢「もう嗅ぎ付けたんですか……」
伊丹「警部殿…今取り込み中なんで、お引き取り願います」
冠城「けど、随分と苦戦してるようですねぇ?」
73:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:19:11.89 ID:v13ERt4d0
手塚「待っていましたよ、刑事さん。そちらの成果は、どうでしたか?」
右京「その前に、僕から聞きたい事があります」
74:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:26:20.90 ID:v13ERt4d0
右京「…どうしてあなたは、証拠を残した上で犯行に及んだのですか?」
手塚「え…?」
75:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:29:21.88 ID:v13ERt4d0
右京「それでいて、16年前のあなたの犯行の手口は、我々警察も把握しています」
「栄第三小学校と警視庁両方に、あなたの前科が知れ渡っていたと言える」
「そんな中で、あなたとちょっとしたトラブルを起こしたのが、吉田先生で…」
76:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:30:26.48 ID:v13ERt4d0
手塚「刑事さん。あなたまで、僕を疑うんですか?」
「昨日も話したじゃないですか、吉田先生の遺体を見付けたから通報したんだって」
77:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:31:55.23 ID:v13ERt4d0
手塚「教頭先生が、その時の事でもう一度話があると言って、僕を呼び出したんです」
「けど、行ってみたら教頭先生、凄く遅れてやって来て、しかも……」
「『昨日の事を蒸し返すのはよくないと思ったから、やっぱり止めにするよ』とか言い出してましてね」
78:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:34:32.06 ID:v13ERt4d0
右京「要するに、単純に無くしただけだと思っていたら、何者かに盗まれていて…」
「それが、あなたに罪を擦り付ける手段に利用されてしまった……と、いう事ですね?」
手塚「恐らくそうだと思います」
79:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:35:17.02 ID:v13ERt4d0
右京「現場の公園を訪れて、伊丹さん達が来るまでの間、誰か見かけませんでしたか?」
手塚「いいえ…刑事さん達が来るまで、あの公園では僕と死んだ吉田先生だけでした」
80:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:36:35.74 ID:v13ERt4d0
―警視庁 廊下―
冠城「妙ですね…」
81:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:37:43.92 ID:v13ERt4d0
こうして、特命係に戻った2人は、青木に佐々木の殺害現場から見付かった
手塚の手帳の鑑定結果の資料を持ってこさせた。
青木「はい、これが手塚の手帳の鑑定結果です」
82:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:39:35.81 ID:v13ERt4d0
右京「おや…手帳に、手塚先生以外の人間の毛髪が挟まっていたとありますねぇ……」
右京のその言葉を聞き、冠城はすぐさま彼の横までやってきて、確認の為に横から資料を覗き込む。
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