185:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:07:25.11 ID:r6in7ffD0
右京「あなたは、手塚先生が16年前に殺害した平良荘八の姪御さんですね?」
「離婚の原因も、平良荘八の件が関係していた……違いますか?」
186:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:07:59.74 ID:r6in7ffD0
広田「16年前、叔父さんが手塚先生に殺され、更に学校での悪行のせいで殺されたという記事が出回ってから、色んな所から非難の声が上がって……」
「それに耐え兼ねて、父は母と縁を切ったんです」
「そして、『叔父さんと血の繋がった母なんかに、私の事を任せられない』と言って、私を母から引き離し、育てました」
187:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:09:54.97 ID:r6in7ffD0
広田「本当にあれは、偶然でした。Twitterを見ていたら、その事で騒いでいる人がいて……」
「それで独自に調べてみたら、確かに叔父さんを殺した犯人だって分かったんです」
右京「なるほど…3年前に栄第三小学校の教師になったのは、やはり手塚先生に近づく為でしたか」
188:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:11:06.26 ID:r6in7ffD0
『これが…僕がしなくちゃならないことだからさ』
『理由はどうあれ、僕は一人の人間を手をかけ、無実の人間に罪を擦り付けようとしてしまった……』
189:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:11:37.94 ID:r6in7ffD0
広田「これを聞いて、私は感動しました…そして、今まで何事にも無関心だった自分が恥ずかしくなったんです」
「『叔父さんを殺した犯人は、自分の罪と向き合ってしっかりと自分の人生を歩んでいるのに、そうじゃない私は何でそれができてなかったんだろう』って……」
「だからこそ、今回の事件やみんなの対応がショックで…」
190:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:13:54.03 ID:r6in7ffD0
手塚「いや……知ってたよ」
広田「え…?」
191:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:15:13.19 ID:r6in7ffD0
手塚「君が、平良先生の家族だってこと…途中から気づいてた」
「だって君、他の先生達と僕を見る目が違っていたし、それに……」
「前に殺した相手だったからかな?君からは、平良先生と似た何かを感じたんだよ」
192:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:16:05.54 ID:r6in7ffD0
右京「君は、立派な大人になれましたよ……」
「守君」
193:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:16:45.27 ID:r6in7ffD0
手塚「じゃあ、平良先生のところに行こうか?」
広田「はい…!」
194:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:17:51.32 ID:r6in7ffD0
―夜 花の里―
幸子「そう…被害者の遺族と和解できたんですね?手塚先生」
210Res/151.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20