53: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:13:23.19 ID:xnInN/pyO
曜「完全にその場のノリで……って感じだったけどね」
ルビィ「わかってますよ。長年片想いしてた人へフラれて、自棄になってたことぐらい」
何はともあれ、いざ付き合い始めると彼女の意外な素顔に次々と気付かされる
54: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:14:32.32 ID:xnInN/pyO
曜「ちょっとそこの君? 何見てるのっ!?」
???「何か問題でも? 別にカメラで撮影している訳ではありませんし」
静真高校の制服を着た、釣り目で少し鼻が高めな金髪の娘だった
55: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:15:38.41 ID:xnInN/pyO
???「止めるんですか? 彼女さんとのキスを」
曜「そんなに見たかったの? 他人がキスしてるのを」
どうして他人のことへと口を挟みたがるのか、なかなか面倒な人らしい
56: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:16:45.05 ID:xnInN/pyO
曜「別にそんな持ち上げるほどの人間じゃ──」
みのり「みたいですね。このヘタレっぷりからして」
曜「へ、ヘタレって……」
57: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:17:46.04 ID:xnInN/pyO
みのり「でしたら、どうしてキスしてあげなかったんですか?」
曜「それは、みのりちゃんが見ていたからで」
自分のことは棚上げですか、そうですか
58: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:18:51.91 ID:xnInN/pyO
ルビィ「もう止めてください、みのり副会長」
みのり「黒澤ルビィ……」
ルビィちゃんが初めて口を挟んだ
59: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:19:45.53 ID:xnInN/pyO
みのり「だったら別れるべきですよ」
ルビィ「どうしてそう極論へ走るんです?」
今度は明らかに不機嫌を隠そうともしないムスッとした言い方だ
60: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:20:42.03 ID:xnInN/pyO
ルビィ「心配は結構です。曜さんはいつか、わたしが堕としてみせます」
私へ向けて舌を出して小悪魔っぽいウインクをするルビィちゃん
61: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:21:34.40 ID:xnInN/pyO
みのりちゃんの姿が見えなくなるくらい離れてから、初めてルビィちゃんが口を開いた
ルビィ「みのり副会長とは路上ライブの申請の時に知り合ったんです」
曜「そうなんだ。……にしてもなんか、ねぇ?」
62: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:22:19.62 ID:xnInN/pyO
その後は予定通り手芸店で衣装の生地選びをして、流行りの映画(平行世界からの侵略者と戦う高校生のお話)を観てから帰路についた
しかしルビィちゃんは自分が思っていた以上に成長していたんだなぁ……
にしても──、
63: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:25:44.90 ID:xnInN/pyO
【Caramel Macchiato Nightmare】
「私」と千歌ちゃんは、駅前のモダンな雰囲気漂うおしゃれな喫茶店へ来ていた
千歌「うわぁ、さすがRX! ガン○ム級のサイズだねぇ!」
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