61: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:21:34.40 ID:xnInN/pyO
みのりちゃんの姿が見えなくなるくらい離れてから、初めてルビィちゃんが口を開いた
ルビィ「みのり副会長とは路上ライブの申請の時に知り合ったんです」
曜「そうなんだ。……にしてもなんか、ねぇ?」
お節介
口煩い
過干渉
余計なお世話
次々と浮かんだマイナスワードを吐き出したくなくて、ぼかした物言いをする
ルビィ「ですね。『損得』がどうとか『報われる』とかって……なんだか全てを金勘定してるみたいで嫌です」
曜「金勘定……そういうことか」
不快感の一番の原因はそこにあったのか
ルビィ「はいっ。ルビィは別にそんなビジネスライクな理由で、曜さんと付き合ってるんじゃないんで」
曜「ルビィちゃん……ありがとね」
一緒にいて心地いい
君が幸せなら私も幸せ
人と人とが付き合う理由なんて、それこそカップルの数だけあるに違いない
でもそれらを突き詰めてゆけば、何もかもが「快楽を得たいから」へ帰結してしまう
だとしても、さすがにそうした人の感情まで金勘定や快楽の獲得へ置き換えたくはなかった
置き換えてはならないものだ
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