31: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 03:52:11.04 ID:xnInN/pyO
梨子「曜ちゃんかな?」
千歌「曜ちゃんだね。幼なじみのわたしが言うんだから間違いなく」
梨子「ふふっ。にしても、ルビィちゃんは一緒じゃないのね」
32: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 03:53:07.19 ID:xnInN/pyO
千歌「えっ!? ダメ?」
曜「ダメも何も『彼女』がいる前で──」
梨子「ああ、私のことならお構いなく。あと私もハグしていい?」
33: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 03:54:04.81 ID:xnInN/pyO
千歌「あっ、ルビィちゃんもいたんだ〜♡」
ルビィ「……やっぱり曜さんにとって、千歌ちゃんが一番なんですね」
いや、何この普段より一段低いトーンは
34: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 03:54:50.04 ID:xnInN/pyO
曜「だから昨日話したでしょ。『ルビィちゃんと2人で予定が入ってる』って」
千歌「そうだ。曜ちゃん、わたし達これから家電屋さんまで行くんだけど、一緒に来ない? もちろんルビィちゃんも」
曜「ああ、ごめんね。私達、これから手芸店へ行くから遠慮しとくね」
35: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 03:55:54.25 ID:xnInN/pyO
曜「うん。私のことは気にせず、2人とも楽しんで!」
千歌「ルビィちゃん、曜ちゃんをしっかりリードしてあげてね!」
千歌ちゃんの中ではルビィちゃんの方が曜ちゃんよりもしっかり者、と見なされているみたいです
36: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 03:57:15.40 ID:xnInN/pyO
【曜side】
曜「なんていうか、もう熟年夫婦感出てるなぁ。千歌ちゃんと梨子ちゃんは」
ルビィ「そうですね〜、出逢ってからまだ1年しか経ってないってのに」
37: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 03:58:06.89 ID:xnInN/pyO
曜「だから?」
ルビィちゃんが私の両肩をがしっと掴む
彼女の瑞々しくて柔かそうな唇へ目がいってしまう
38: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 03:58:59.63 ID:xnInN/pyO
ルビィ「だって曜さん、ずーーーっと千歌ちゃんしか視界に入れてなかったですし」
曜「そ、そう……かな?」
中学時代の私ならともかく、今は一応そんなつもりないけどなぁ
39: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 03:59:53.25 ID:xnInN/pyO
ルビィ「色々聞いてるんですよ。例えば善子ちゃんからは『曜ってば、バスの中でも口を開けば半分くらいは千歌の話なんだから』って」
曜「善子、ちゃん?」
そうなの?
40: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:00:47.62 ID:xnInN/pyO
曜「っていうか、そんなに私『千歌ちゃん千歌ちゃん』言ってる?」
ルビィ「お姉ちゃんの『ですわ』ぐらいには」
曜「『ぶっぶーですわ!』や千歌ちゃんの『奇跡だよ!』の比じゃないよね? そこまでくると」
41: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:01:49.62 ID:xnInN/pyO
ルビィちゃんと話しながら、私は千歌ちゃんへ意を決して告白した時のことを思い出していた
◆◆◆
それは閉校祭前日の晩、校門前でのことだった
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