曜「たとえみんなが望むとしても」
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41: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:01:49.62 ID:xnInN/pyO
ルビィちゃんと話しながら、私は千歌ちゃんへ意を決して告白した時のことを思い出していた

◆◆◆

それは閉校祭前日の晩、校門前でのことだった

曜「千歌ちゃん!」

千歌「んっ? どうしたの?」

こっちが一世一代の告白をしようというのに、普段と変わらず呑気なものだ

曜「私……千歌ちゃんのことが──」

千歌「わたしのことが?」

心拍数が全力疾走した直後のように高くなる

心臓がバクバク唸りはち切れそうだ

「ううん、何でもないよ」と中断したくなるほど息が苦しくなる

だけど……それでも言わなくちゃ!

そうでないと、私はいつまでもヘタレのバカヨウのまま変われないから!

「一番欲しいものは、勇気を出さなくちゃ決して手に入らない」ってわかっているから


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