男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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95:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:22:27.85 ID:BBwPih0C0
…………

愛栗子「む、よい塩大福じゃの。程よい塩味があんの甘味を引き立てておる」

港茶屋の老婆「ここは新鮮で質のいい塩を使っていてねぇ……」
以下略 AAS



96:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:23:04.49 ID:BBwPih0C0
乱怒攻流「なんで引き返しちゃったのよ。あたしたちがあれを幼刀だっていってるんだから手紙でも小切手でも使って依頼主に請求してやったらよかったじゃない。お偉いさんなんでしょ?」

紺之介「それも考えたが……通らぬ可能性がある」

乱怒攻流「なんでよ」
以下略 AAS



97:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:23:52.75 ID:BBwPih0C0

乱怒攻流「それで許してもらえるなら別にいいじゃない」

まだ何処が問題なのかを分かりきっていない乱怒攻流に紺之介が目を燃やして答えた。

以下略 AAS



98:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:24:45.13 ID:BBwPih0C0

紺之介「どうもこうも……用意するしかないだろう。二千両」

紺之介は決意固くして塩大福を口に入れ茶を押し込むように流し込んだ。



99:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:25:33.23 ID:BBwPih0C0
乱怒攻流「はぁ? あんたそんな簡単に言うけどねぇ」

愛栗子「なんじゃ刀を担保に両替商に一時的に借り入れでもするのかの?」

乱怒攻流「ちょっ……! あたしの刀は貸さないわよ!?」
以下略 AAS



100:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:26:45.01 ID:BBwPih0C0
紺之介「はぁ、心配するな。そのようなことは元からする気もなければ、幼刀を差し出して幼刀を手にしたところでそれは問題を先延ばしにしたにすぎんだろう」

紺之介「それにこの俺が故意に万が一にでもお前らを一時手放すと思うか?」

愛栗子「ふふ、ありえぬの」
以下略 AAS



101:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:27:29.75 ID:BBwPih0C0
紺之介「算段ならある」

しかしながらこの男、世に生を受けてやってきたことと言えば剣術と刀弄り以外に何もなし。そうして効率よく稼ぐノウハウなぞあるはずもなく、彼の知る内で彼に出来る大金稼ぎの方法と言えば……

紺之介「護衛業だ」
以下略 AAS



102:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:28:46.95 ID:BBwPih0C0
まだ不安気な顔色が取れない乱怒攻流を見て紺之介は補足を付け加えた。

紺之介「ここは国の扉とも言われている。物を運ぶ者おれば貴族の姫君すら移動手段としてここを用いることが多い。それが災してか海賊供も群がるそうだ」

紺之介「ここを拠点にそんな客層を狙って雇ってもらう。俺の腕が足らんということはないだろう」
以下略 AAS



103:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:29:31.24 ID:BBwPih0C0

…………

紺之介「待たれよ、そこの姫君」

以下略 AAS



104:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:30:24.30 ID:BBwPih0C0
紺之介「俺は紺之介と申す。剣豪をやっている護衛業の者だ」

乱怒攻流(剣豪をやっているって剣豪が職業みたいになってるじゃない……)

紺之介の胡散臭さ漂う自己紹介に付き人早くも警戒心を強めるもそれでも臆することなく紺之介は話を通し続ける。
以下略 AAS



105:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:31:05.80 ID:BBwPih0C0
付き人「……結構だ。姫様の護衛役は私一人で間に合っている」

紺之介の船上護衛計画、あっさりと轟沈す。

乱怒攻流(これは駄目そうね)
以下略 AAS



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