男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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577:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:07:05.21 ID:h4Hvdco40
……………………


夜如月の平屋敷、季節は冬本番。
そんな中竹刀を素振りする恰幅のいい男が一人。
以下略 AAS



578:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:07:39.95 ID:h4Hvdco40
庄司「え……ら、乱怒攻流たん……!? どうしてここに……」

夢にまで見たと言わんばかりに瞳潤わせ興奮気味に近寄ってくる庄司に対し乱怒攻流冷めた態度で挨拶を済ませる。

乱怒攻流「別に、ただ旅が終わって露離魂町に帰る途中で立ち寄ったからちょっと見に来ただけの話よ」
以下略 AAS



579:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:08:44.85 ID:h4Hvdco40
庄司「ということは乱怒攻流たんはまだ紺之介殿と?」

乱怒攻流「そうよ」

庄司「なるほどそれは良かったといいますか、安心したといいますか……紺之介殿ほど刀を解る同志ならば乱怒攻流たんを安易に傷つけたりはしないと某確信しているので」
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580:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:09:12.70 ID:h4Hvdco40
ところがどっこい実際目にしてみれば彼は自分といたときより活気溢れんばかりと見える。
それどころか自分がいまだ紺之介の所有物であることに納得さえしているではないか。

乱怒攻流不可思議を抱えつつ彼に問う。

以下略 AAS



581:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:10:18.82 ID:h4Hvdco40
乱怒攻流「とにかく……まあ、元気そうでよかったわ。それじゃあね」

庄司が息災であったことに安堵しつつも要らぬ世話をしたと思いながら乱怒攻流はまた塀へとひとっ跳びで上がる。
さてここを降りれば茶しばきの愛栗子らと合流するのみと彼女が考えているときだった。

以下略 AAS



582:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:10:59.31 ID:h4Hvdco40
乱怒攻流「しょーじ!」

庄司「え、ぁ、はいっ!」

乱怒攻流「なんだかよく分かんないけど、せいぜいがんばりなさいよっ」
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583:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:12:24.42 ID:h4Hvdco40

すたりと身軽に着地しさてさてと身体の向きを変えた乱怒攻流だったが、目の前には既に紺之介ら三人の姿がそこにあった。

乱怒攻流「うゎえぁ……は、早かったわね」

以下略 AAS



584:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:12:57.06 ID:h4Hvdco40
「さあ行くわよ」と露骨に先立って歩こうとする彼女の横顔を透水が覗き込んだ。

乱怒攻流「……なによ」

透水「ふふ、乱ちゃん……なんか嬉しそうだなって。用事ってなんだったの?」
以下略 AAS



585:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:13:58.65 ID:h4Hvdco40
不意な煽りに顔を火照らせる乱怒攻流に薪をくべるかのように愛栗子がたたみかける。

愛栗子「あのような男が好みとはぬしの嗜好も変わったものよのぅ」

乱怒攻流「だから違うって言ってるでしょうがっ! 私が好きなのは……その、将軍様みたいにかっこよくて、強くて……? あとは……」
以下略 AAS



586:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:14:42.62 ID:h4Hvdco40

………………………


客人「……」
以下略 AAS



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