男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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450:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 17:55:50.79 ID:CaLDwjtG0
愛栗子「紺に頼られたあやつを、強く妬んでしもうた。あの場であやつが砕かれるのをよしとしてしもうた。まるで炉と同じじゃ……奴とわらわとで何が違う。 そう思うと、もはやあの場で奴を追う気すらおこらんかった」

乱怒攻流は愛栗子の言葉に驚愕と不快を抱きつつ児子炉の発言を思い出していた。

乱怒攻流「何よそれっ……最ッ低……!」
以下略 AAS



451:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 17:56:52.76 ID:CaLDwjtG0

愛栗子の衣服から手を離した乱怒攻流は荷物を纏める紺之介に駆け寄りて小声で告げる。

乱怒攻流「紺之介……ちょっとあいつのこと納めてよ」

以下略 AAS



452:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 17:57:31.45 ID:CaLDwjtG0
乱怒攻流「珍しく聞き分けいいじゃない」

紺之介「寝起きだったんだろう。あれは何となく歩き出すのに時間がかかりそうだと、そう感じただけだ」

乱怒攻流「そう。まあいいわ……ちょっとあんたに話したいことがあるの」
以下略 AAS



453:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 17:59:32.42 ID:CaLDwjtG0


紺之介「で、なんだ」

乱怒攻流「愛栗子ったら本当は本気を出せばあのときふみたちを助けられたのに助けなかったの。最低だと思わない?」
以下略 AAS



454:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:02:34.93 ID:CaLDwjtG0
乱怒攻流「うそ……それだけなの?」

紺之介「その話が本当だとして、幼刀が情に駆られ他の幼刀の破滅を望むことなどもはや驚くことでもないだろう? それにお前も夜如月では愛栗子を破壊しようとしていただろ……それと何が違うというんだ」

乱怒攻流「それは……」
以下略 AAS



455:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:03:00.42 ID:CaLDwjtG0
乱怒攻流「うそ……それだけなの?」

紺之介「その話が本当だとして、幼刀が情に駆られ他の幼刀の破滅を望むことなどもはや驚くことでもないだろう? それにお前も夜如月では愛栗子を破壊しようとしていただろ……それと何が違うというんだ」

乱怒攻流「それは……」
以下略 AAS



456:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:03:54.54 ID:CaLDwjtG0
紺之介「あの結果は全て俺の弱さが招いたものだ。あいつに頼る決断をしたのも、あいつらを守れなかったのも、源氏を斬り伏せることが叶わなかったのも、全て俺の弱さだ」

紺之介「故に次こそは弱さを捨て全力を待ってあいつに勝つ。そのために今は前へ進む。それだけの話だ」

紺之介はそうはっきり言い切ったのち言葉の通り真っ直ぐ前を見てまた無言になった。
以下略 AAS



457:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:05:50.24 ID:CaLDwjtG0
乱怒攻流(もぅ……なんなのよこいつら)

少女は下唇を噛んだ。あまりのやるせなさに。
そして良くも悪くも事が転がらない現状に握り拳が固められる。

以下略 AAS



458:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:07:12.49 ID:CaLDwjtG0
乱怒攻流(共倒れだけはごめんだわ……せめてあたしだけでも勝手に動けるようにしとかないと)

助け舟を求める乱怒攻流はその場に立ち止まって背嚢を漁ると紺之介の袖を引いた。

乱怒攻流「ねえ」
以下略 AAS



459:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:08:28.02 ID:CaLDwjtG0

紺之介、差し出された藍色の鞘を握りて乱怒攻流に確認を取る。

紺之介「なるほど一理あるな。しかしいいのか? あいつには一応お前の縦笛を探させている。もしあいつがまだそれを見つけていなければ……」

以下略 AAS



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