男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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410:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:40:48.93 ID:htj7Q5Kz0
奴「おっ……かぁ……」



虚空に伸ばされた短い腕は何かに導かれるようにして光となり短刀の鍔柄だけがそこに残された。
以下略 AAS



411:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:41:22.40 ID:htj7Q5Kz0
源氏「アッハッハッ! アッハッ! ヒヒッ……!こりゃひでェ……! 」

腹を抱える仕草で笑い声を上げた源氏だったがすぐさま直るときまり悪そうに大きく舌打ちを鳴らす。

源氏「……あーつまんねェ。楽しみを一つ増やして貰えると聞いて乗ってやったのに、見せられたのはくだらねェ三文芝居……加えて幼刀を二本も折られちまった」
以下略 AAS



412:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:41:53.92 ID:htj7Q5Kz0
乱怒攻流「う、うるさいわねっ! だったら相手してあげるわよ! アンタなんてこのあたしが……!」

源氏「うるせェのはてめェだメスガキ!」

乱怒攻流「ひぅ……!」
以下略 AAS



413:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:42:22.14 ID:htj7Q5Kz0
駆け出した紺之介の一閃。
勢いは手前もろとも源氏を貫きそうな一撃である。

だが児子炉の前に滑り込むようにして源氏立ちはだかりてその一撃を余裕綽々と受け止める。

以下略 AAS



414:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:44:01.16 ID:htj7Q5Kz0

堪らず仰向けで地に伏した紺之介を見下ろす源氏。あいも変わらず肩に峰を当てるその仕草は何とも緊張感の感じられない退屈そうな様子であった。

源氏「護衛剣術とやらはどこへやったんだ? お前のさっきの一撃……俺には怒りに任せて突っ込んでるように見えたぜ」

以下略 AAS



415:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:45:25.54 ID:htj7Q5Kz0

紺之介「ま、待て!」

源氏「うるせーな……興が冷めちまったんだよ。頭冷やしたら葉助流武飛威剣術道場に来い……まだやってるかしらねーけど。オイ行くぞ児子炉」

以下略 AAS



416:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:47:21.29 ID:htj7Q5Kz0
源氏の後ろ姿が誰の目にも映らなくなったとき、まるで気が抜けたかのように山林の雲が大粒の雨を流し始めた。

身体を起こした紺之介は無念漂う柄二つを拾い上げ、空に遠吠えを上げた。


以下略 AAS



417:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:48:08.19 ID:htj7Q5Kz0
続く


418: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2020/02/09(日) 23:30:17.55 ID:0qU1zNu20





以下略 AAS



419:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:33:11.53 ID:0qU1zNu20
時遡ることおおよそ百年。

愛栗子「ねーんねーん……ころぉりーや……」

場所はかつて露離魂幕府が拠点とした場所、露離魂城の一室。
以下略 AAS



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