1: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 19:53:22.66 ID:Q3Zc+mWd0
第一夜 情熱の不老不死
第二夜 異世界に飛ばされた僕は探偵稼業で食っていく
第三夜 不死講
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2: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 19:55:03.69 ID:Q3Zc+mWd0
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第一夜 情熱の不老不死
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3: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 19:55:30.89 ID:Q3Zc+mWd0
静かな研究室にプシューッと空気の抜ける音が広がった。
研究室には、肩まで伸びた長い白髪にひざ丈まである白衣、上から下まで白で染まった男が一人。
その手には、ピンク色の液体で満ちた円筒状のガラス管が握られている。
「遂に完成したぞ。有史以来、人類が夢に見た薬だ!」
4: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 19:55:58.25 ID:Q3Zc+mWd0
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「いやあ、博士の発明は世界を変えてしまいましたねえ」
5: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 19:56:46.03 ID:Q3Zc+mWd0
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「できましたねえ博士……」
6: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 19:58:12.36 ID:Q3Zc+mWd0
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第二夜 異世界に飛ばされた僕は探偵稼業で食っていく
〜シュレディンガーの猫〜
7: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 19:58:40.41 ID:Q3Zc+mWd0
「シュレディンガーの猫」
この言葉以上に、僕の心を揺さぶる言葉はこの世には存在しない。
理屈はよくはわからない。箱の中に居るかどうかわからない猫を殺すとか殺さないとか。猫が死んでるとか死んでいないとか。
誰がなんのために、どんな理屈でこんなこと考えたんだろうか。
しかも、その内容がよく知られぬままにその言葉だけが世に広まっている。シュレディンガーの猫が独り歩きしている。猫だけに。うまいか?
8: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 20:54:31.60 ID:Q3Zc+mWd0
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ある日突然目が覚めたら、そこは異世界だった。
果たして、インターネット上でどれだけの数の物語がその語り口で始まったことやら。うん断言しよう、間違いなく果てしない数であろうさ。
9: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 20:54:59.02 ID:Q3Zc+mWd0
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はてさて、それでは時間を現在に戻してみよう。
10:名無しNIPPER[sage]
2019/02/23(土) 09:20:33.55 ID:kd2PQZozO
乙です
世界観は嫌いじゃない
もっと見たいな
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