高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「新年のカフェで」
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23:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:26:48.29 ID:zTeqT20B0
加蓮「ま、Pさんのスカウト魔が久々になのかオーディションなのかはどっちでもいいし、どんなヤバイのが来たとしてもさ。やっぱり先輩として後輩には厳しくいきたいよね」

藍子「えーっ。きっと、不安でいっぱいだと思いますよ? だから先輩の私たちは、優しくしてあげなきゃ」

加蓮「甘い甘い。私はココアよりコーヒー派だからね。しかもブラックコーヒー派」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:27:18.29 ID:zTeqT20B0
加蓮「後輩が来るなんてさ、それこそちょっと前までそんなに珍しくもなかったけど……。あの時私ってどういう風にやってたんだろ」

藍子「なんだか、遠い昔のことみたい……」

加蓮「知ってる? アイドル的には奏って私の後輩なんだ。後輩の奏。想像できないでしょー」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:27:47.94 ID:zTeqT20B0
加蓮「っていうか! そもそも私の話じゃなくて、アンタの話っ」ビシ!

藍子「私の?」

加蓮「レッスンとか仕事とか相変わらず上手くいってないのどこの誰よ。そろそろPさんが深刻そうな顔し始めたんだけど?」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:28:18.04 ID:zTeqT20B0
加蓮「……と、とにかく。先輩アイドルとして、後輩を指導するっていい機会でしょ? 嫌でも自分がアイドルだって自覚しなきゃいけなくなるし」

藍子「確かに……」

加蓮「だから今日の提案は、藍子が如何にして先輩として立ち回れるかってことなの。ビシバシいくから覚悟しなさいよ、藍子!」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:28:48.14 ID:zTeqT20B0
加蓮「"先輩、私初めてのアイドル活動で不安なんです。だから色々教えてくださいっ"」

藍子「……………………」

加蓮「……何言ってんのコイツって顔しないでよ……。演技っていうかシミュレーション的な」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:29:18.27 ID:zTeqT20B0
加蓮「私も明日から新人アイドルになっていい?」

藍子「こんなすごい新人アイドルがいたら、他の新人のみなさんがビックリしてしまいますっ」

加蓮「ならもうアンタいっそ新人アイドルの中に混ざったら?」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:29:50.29 ID:zTeqT20B0
加蓮「……っていうか、むしろあってよかった。私の方が安心したかな……」

藍子「え……。加蓮ちゃんが?」

加蓮「藍子が迷わないで、やってみる、とか言い出したらさ。最悪しばらく一緒にレッスンもお仕事もできない、ここで会うことすらキツくなるかもしれないじゃん。スケジュールとかで」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:30:18.45 ID:zTeqT20B0
藍子「でも、先輩アイドルって、具体的に何をすればいいんでしょうか? レッスンを教えてあげる……のは、トレーナーさんがやりますよね」

加蓮「言われてみれば……。っていうか、先輩って全体的に何するっけ?」

藍子「学校の先輩とか?」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:30:48.10 ID:zTeqT20B0
藍子「! 今こそあれをやるべきですっ」

加蓮「アレって?」

藍子「加蓮ちゃんの相談室!」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:31:18.13 ID:zTeqT20B0
加蓮「っていうか、今言ったことってさ。アレ藍子だからやってることだからね?」

藍子「へっ?」

加蓮「多分この前のこととか……。そういうの言ってんだと思うけど、私だって誰にでも怒鳴り合ったりする訳じゃないし」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:31:48.05 ID:zTeqT20B0
藍子「いてくれるのが、何ですか?」

加蓮「なんでもないっ。っていうかだから私の話じゃなくて藍子の話! 私が相談室をやってどうすんのよ」

藍子「加蓮ちゃん」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:32:18.07 ID:zTeqT20B0
加蓮「お手本を見せるとかはどうだろ」モグモグ

藍子「もぐもぐ……ごくん。おてほん?」

加蓮「うん。歌もダンスもさ、コツとかやり方って説明はできるけど結局はやって覚える的なところあるし、お手本見せたら先輩っぽいかなーって」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:32:47.97 ID:zTeqT20B0
加蓮「えー。なんで嫌そうな顔するのー」

藍子「どうして私のコラムの朗読会になるんですかっ! イヤです!」

加蓮「どうせ読んでもらう為に書いてるじゃん」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:33:18.28 ID:zTeqT20B0
加蓮「で、そういうイメージあるけど、っていうか私も実際そうだったっていうか、え、こんなにバラエティしてんの? って思ったくらいだもん。藍子ってそういうとこない?」

藍子「確かに、私もそうだったかもしれませんけれど……」

加蓮「そう考えるとさ。新人ちゃんが最初にやるべきことって、そういうギャップ的なのに"慣れる"ことだと思う。ここまではいい?」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:33:48.21 ID:zTeqT20B0
藍子「地方から来た人にとっては、今までとは違う生活っていうのもあります」

加蓮「最初はそれも楽しいかもしれないけどさ。本格的にアイドルデビューしたら、そういうのがずっと続くんだよ」

加蓮「忙しくなってから、慣れてません、こういう感じとは思わなかった、とか言っても……ねぇ?」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:34:18.83 ID:zTeqT20B0
加蓮「えー」

藍子「結局それがやりたいだけなんですよね加蓮ちゃんは!!」

加蓮「何言ってんの。当たり前でしょ?」
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:34:48.32 ID:zTeqT20B0
加蓮「ん? ファッション&カフェってなんかオシャレ系のカフェっぽくない? ねぇ藍子、そういうカフェとかってないの?」

藍子「知りませんっ」

加蓮「あれあれ、どしたのカフェマスター。オススメのカフェを聞かれたのに答えられないとかアリなの? これはとうとうー? 私が二代目カフェマスターを襲名する時がー?」
以下略 AAS



40:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:35:18.07 ID:zTeqT20B0
藍子「…………朗読会は、もうちょっとだけ後でいいですか?」

加蓮「ん。……絶対やらないとは言わないんだね、藍子」

藍子「はい。せっかくのお誘いですし……新しいことをやってみるのは、興味ありますから――」
以下略 AAS



41:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:35:48.01 ID:zTeqT20B0
加蓮「でも、そっか。興味あるんだ……。ふーん……?」

藍子「……?」

加蓮「んーん、なんでもない。サンドイッチうまー♪」


42:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:36:17.89 ID:zTeqT20B0

おしまい。
読んでいただき、ありがとうございました。



43:名無しNIPPER
2019/01/06(日) 18:57:15.98 ID:0x2pJ4Os0
あけおつ。
今年もたくさん読みたい


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