583: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 01:48:12.04 ID:iboqIv40O
そしてもちろん、諦めて回避運動や反撃を試みなかったり攻撃側が手を少しでも緩めると、必ず山城が口汚く罵ったり煽る。
その度に皆は当然怒りを露わにするが、ありったけの罵倒を吐きながら何とか精神を保つのである。
584: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 01:52:04.95 ID:iboqIv40O
そしてこれらのハードな訓練を1日の活動時間に容赦なく過密に詰め込んでいる。
昼休憩を除けば、毎日朝から晩まで訓練漬けである。
さらに恐ろしい事に、もう少ししたら山城はこのメニューに加えて夜戦訓練も実施するつもりらしい。
585: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 01:53:27.41 ID:iboqIv40O
扶桑「まさか満潮の改二も今月以内に出来そうなんてね...」
満潮「……」
満潮もやはり気まずく沈黙する。
586: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 01:54:28.64 ID:iboqIv40O
また当初は作戦にギリギリ間に合うかどうかくらいに見積もられた満潮も、ここ数日での練度の上がり方を見るに、あと1週間程で改二要求練度に到達しそうである。
これ程の過酷な訓練をしているのだから当然であると思う一方で、山城が言うだけの成果を出してみせた点については認めないわけにはいかなかった。
くわえて意外にも山城は、訓練中は扶桑に対して1番容赦なかった。
587: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 01:56:53.74 ID:iboqIv40O
山城は私情に左右されず、あくまで練度と戦力の向上という目的に忠実なようだ。
そうなるといよいよ、指導理論においては山城に逆らう妥当性が見つからないのである。
これこそが5人が溢れんばかりの憎しみや怒りを抑えながらも山城の指示を聞く理由に他ならない。
588: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 01:58:49.21 ID:iboqIv40O
不知火「一段とクズ...。それは精神衛生に良くないですね...」
扶桑「あまり相手にしちゃ駄目よ?やり返すだけ無駄なんだから」
夕立「そうは言ってもやられっぱなしはムカつくっぽい...!あのクズ、また時雨を...!」
589: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 02:00:27.71 ID:iboqIv40O
最上「...みんな、せっかくのお昼が不味くなるよ」
扶桑「とにかく落ち着きなさい。私だって腹は立つけど...せっかくの5人の団欒を壊したくないわ」
危険な雰囲気を2人がひとまず抑えた。
590: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 02:02:24.22 ID:iboqIv40O
扶桑「最上の言う通りよ。この間食堂で言った事が守られないのは腹立たしいけど...。わざわざ相手して余計なエネルギーを使うことはないわ」
扶桑「ムカつくのは元からでしょう。だからいつも以上に暴言を吐いてきても、憎むだけに留めて無視しておきなさい」
夕立「むぅぅ...分かったっぽい...」
591: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 02:04:02.09 ID:iboqIv40O
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592: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/19(日) 02:05:14.16 ID:iboqIv40O
どうして・・・!
どうしてこんな目に遭わなければならないの・・・?
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