186: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 11:49:24.06 ID:WzqKT6fXO
空気が振動するようなその怒声に気圧され、暁や雷は思わず震え立ち止まってしまった。
響「満潮の声か...」
187: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 11:50:31.15 ID:WzqKT6fXO
山城「言いがかりじゃないわよ、私はもっともな事言ってるもの」
夕立「人の粗探しがもっともな事だなんて、クズは考えることが違うね」
188: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 11:52:02.64 ID:WzqKT6fXO
最上「煽りでも不幸戦艦の口から「仲間が増えて嬉しい」なんて、ボクの腹筋を破壊するつもりなのかい?」
一方でこちらはケラケラと笑いながら嫌味な皮肉で応えている。
189: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 11:53:16.14 ID:WzqKT6fXO
山城「私はアンタらが粗探しと言って脆弱な部分から逃げようとしてることを皮肉ってるだけよ」
山城「というよりお仲間ごっこの茶番ばっか気にする使えない奴らを仲間にして何になるってのよ」
190: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 11:55:29.04 ID:WzqKT6fXO
山城「特に西村艦隊なんて、苦し紛れの寄せ集めでしょ?そんなのに絆だなんて馬鹿じゃないの」
時雨「...っ!」
191: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 11:56:35.49 ID:WzqKT6fXO
電「行ってくるのです」
少しだけ静観を決め込んでいた電であったが、これ以上は無理矢理にでも収束させるしかないと決意したのか、いつも通り仲裁をしに行く。
雷「き、気をつけなさいよ...」
192: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 11:58:12.01 ID:WzqKT6fXO
扶桑も山城のことを毛嫌いするが、無闇に大きなトラブルとするのを良しとしない。
それゆえ扶桑の基本姿勢とは山城をスルーすることであり、他の山城を憎む者達もある程度ではあるが、スルースキルが身についてきた。
とはいえ今のように完全に嫌味な挑発を受ける場合でも安易に乗らないのは、もしかしたら扶桑くらいかもしれない。
193: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 11:59:24.20 ID:WzqKT6fXO
山城「流石は姉様です。感情に振り回されてすぐ手が出るガキとは違いますね」
挑発されて、扶桑に腕を掴まれている2人はまた爆発しそうになる。
扶桑「時雨、満潮。落ち着きなさい」
194: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:01:31.13 ID:WzqKT6fXO
扶桑「それにさっき夕立から聞いたけど時雨だって昨日あたりから体調悪いんでしょ?」
そう言って時雨の方を少し見る。
時雨「...それは大袈裟だよ、ちょっと寝不足だっただけなんだ」
195: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:03:11.22 ID:WzqKT6fXO
しかし扶桑を見習ってか、仕方なさそうに嫌々とではあるが、最上が2人を止める。
最上「ボクもあいつ殴りたいけど、ここは扶桑に従っておこうよ」
彼女らはそれでも納得がいかないという顔である。
196: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:04:30.07 ID:WzqKT6fXO
時雨「昨日も夜に“仲間を祝う”パーティーがあったから、生活リズムの乱れを今日も治せてないだけなんだ」
扶桑への事情の説明と共に、ちゃっかり先程の仕返しも含ませた時雨。
夕立「誰かさんも居なかったから素敵なパーティーだったっぽい!」
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