勇者「彼は正しく英雄だった」
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332:名無しNIPPER[saga]
2019/01/27(日) 01:22:08.01 ID:8oN8VcFcO

勇者「魔法使い」

魔法使い「ん?」

勇者「彼は覚悟していた。俺達もそうだ。ただ、互いに救いたい存在は違う。行くべき場所も違う」

魔法使い「……あの人、変態だけど面白い人だったからさ、いなくなるのが寂しいだけだよ」

勇者「いなくなるのは俺達の方かもしれない」

▼魔法使いはびくりと体を震わせた。

勇者「今から向かうのは戦場だ。それは誰にでも起こり得る。だから魔法使い、気を引き締めろ」

魔法使い「……そうだね、うだうだ言ってごめん。行こう、私達が行くべき場所に」

勇者「ああ、急ごう」

▼勇者達は監視所を立ち去った。



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