5:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:08:52.09 ID:uEGK3sYu0
「ん……朝、か」
朝起きると、布団の中が妙に暖かい。
最近めっきり寒くなってきたので予想はつく。
めくってみると、シャミセンと、その他1名。
6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:11:54.27 ID:uEGK3sYu0
「よう! キョン子!」
「谷口……朝から元気だね」
「おうよ! そういうお前はすげぇ寒そうだな」
「低血圧な上に、冷え性だから」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:15:21.33 ID:uEGK3sYu0
「おはよ! キョン子!」
「おはよう、ハルヒ」
教室に入ると、ハルヒが抱きついてきた。
私にはない弾力に包まれて、動揺してしまう。
8:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:17:33.01 ID:uEGK3sYu0
「今日はクリスマス当日の衣装合わせをするわよ! ほら、とっととさっさと脱いだ脱いだ!」
場面は変わって、放課後。SOS団の部室にて。
クリスマスが近いということもあり、ハルヒのテンションは成層圏を突き抜けるまで高ぶっており、強制的に団員はお着替えをさせられた。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:19:57.31 ID:uEGK3sYu0
「サンタコスのみくるちゃんには、どんな髪型が似合うかしら? 更に可愛くしてあげるわ!」
「お、おかまいなく……」
ふむ、髪型か。私は名案を閃き、進言した。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:22:44.32 ID:uEGK3sYu0
「長門」
「……何?」
「つかぬことをお聞きしますが……」
「……何?」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:27:45.44 ID:uEGK3sYu0
「朝比奈さん、私はミジンコらしいです」
「キョン子ちゃんは、キョン子ちゃんですよ」
「いや、どうも肉眼では確認出来なくて……」
「そんなことありません! ほら!」
「ふぇっ!? な、何を……?」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:30:09.45 ID:uEGK3sYu0
「キョン子はお団子にしてあげる」
「頭に団子なんて乗っけたくない」
「文句言わないの! じっとしてて」
「はいはい。わかりましたよ」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:33:29.06 ID:uEGK3sYu0
「あー女に生まれて良かったー」
「こらキョン子、ヘラヘラすんな」
「うん、それ無理」
ヘラヘラするなとはそれは無茶な注文ですね。
14:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:36:00.53 ID:uEGK3sYu0
「それじゃ古泉くん、買い出しよろしくね!」
「はい、かしこまりました」
そんなこんなで今日も無益な部活動を終えて。
途中まで一緒に下校してから、解散となった。
15:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:40:02.90 ID:uEGK3sYu0
「それで? 結局、何が言いたいの?」
「僕が言いたいのは、たった一言です」
「だから、なに?」
結論を促すと古泉はおかしなことを口にした。
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