キョン子「絶対、後悔させないから!」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:11:54.27 ID:uEGK3sYu0
「よう! キョン子!」
「谷口……朝から元気だね」
「おうよ! そういうお前はすげぇ寒そうだな」
「低血圧な上に、冷え性だから」

空っ風に寒い寒いと矮躯を震わせながら。
えっちらおっちら学校へ続く坂道を上っていると、後ろからやかましい声をかけられた。
声の主は谷口。同じクラスの同級生だ。
男子だけど、軽口を叩き合える友人だった。

「もっと太ればいいんじゃねぇか?」
「女子に軽々しく太れとか言うな」
「悪い悪い! お前相手だとつい男子と同じように接しちまう。ていうか、本当に女なのか?」

失礼な奴だ。無論、確認させるつもりはない。

「セクハラしたら、ハルヒに言いつけるから」
「おいおい! それだけは勘弁してくれよ!?」
「なら、スカートめくろうとすんな」

めくったところで、分厚い黒タイツだけど。
中にはそれに興奮する輩も居るかも知れない。
だから私はスカートを押さえつつ、登校した。


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