冷泉麻子「そど子卒業に際して」
1- 20
37: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:39:01.59 ID:Nn2yIfhz0

「……ぉお」

 頭の中が、裏返ったような気がした。

以下略 AAS



38: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:40:32.28 ID:Nn2yIfhz0

 そど子への餞別は決まった。

 これで、あいつはすっきりとした顔で、晴れ晴れしく大洗を去ることができるだろうか。

以下略 AAS



39: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:41:22.08 ID:Nn2yIfhz0

「冷泉さんっ! これで連続遅刻記録59日目よっ!」

 そう言って喚くそど子の頬を、人差し指で突く。

以下略 AAS



40: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:42:52.54 ID:Nn2yIfhz0

 卒業式が明日に迫った、学校帰りの夜道。
 明日を素晴らしい一日にしようと意気込む沙織は、私の顔を見て言った。

「麻子。明日は、前みたいにみんなで起こしに行こうか?」
以下略 AAS



41: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:44:46.42 ID:Nn2yIfhz0

 家に着いて早々、湯船に温めの湯をはる。
 明日の準備をした後で、体を沈め、一日の疲れが抜け落ちてゆくのを感じる。

 服を着て、歯を磨いて、すぐさま布団の中へ。
以下略 AAS



42: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:47:25.55 ID:Nn2yIfhz0

 木陰で眠る私の頬をつつくのは、おかっぱ頭の上級生だった。

 一体どうすれば冷泉さんに、学生らしい風紀に則った生活習慣を身につけさせることができるのかしら。

以下略 AAS



43: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:49:22.93 ID:Nn2yIfhz0

 ――――じり、りりりりりりりりりりりりりり。

「……ぅ……」

以下略 AAS



44: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:50:56.60 ID:Nn2yIfhz0

 そのままの勢いで立ち上がり、ふらつく体を支え風呂場へと向かう。

 ざあざあと熱いシャワーを全身に浴び、制服へ着替えると、覚醒しない頭をどうにか使って湯を沸かす。
 そして部屋中で鳴り響いていた目覚まし時計を一つ一つ止め、湯で茶を煎れた。
以下略 AAS



45: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:53:04.55 ID:Nn2yIfhz0

 髪型を整えて家を出ると、途中でコンビニに寄って朝食を購入する。

 熱いシャワーとカフェインの効果か、普段よりも幾分かすっきりした頭で、なんとか学校への道を歩く。

以下略 AAS



46: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:54:52.20 ID:Nn2yIfhz0

 時刻は、朝の七時。
 まだ登校している生徒も数少ない、そど子だって校門に立ち始めたくらいの時間帯だろうと思う。

 私がそんな時間に登校したのなんて、戦車道の朝練をしていた時くらいだ。
以下略 AAS



68Res/37.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice