22: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 01:05:53.80 ID:pfkLGtzC0
「あぁぁ、は、は、は、嘘よ…こんなの嘘よ」
綾の頬は絶望にひきつり、渇いた笑いをこぼした。
「ねえ、陽子、何とか言ってよ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、陽子、陽子、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、陽子、陽子、ねえ、ねえ」
23: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 01:14:20.23 ID:pfkLGtzC0
「陽子の唇ってこんなに美味しいのね…」
綾はにこりと笑うと、
「陽子、ちょっと待っててね」
24: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 01:21:04.77 ID:pfkLGtzC0
――――
忍「陽子ちゃんも綾ちゃんもいないですか?」
25: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 01:58:25.35 ID:pfkLGtzC0
「すいません、この辺りで怪しい男の人を見ませんでしたか?」
綾が訊く。
「さあ、知らんね」
26: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 02:04:49.78 ID:pfkLGtzC0
「実際に鉢会うかは分からないけどね…」
――――
27: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 02:16:27.34 ID:pfkLGtzC0
「ついに届いたわ」
綾は、さっき届いたばかりの段ボール箱を開けた。
一見通販会社の段ボールのようだが、中身はネットの裏サイトで購入したマカロフだ。
28: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 07:48:10.64 ID:pfkLGtzC0
「練習できる場所が無いのは辛いわね…」
「でもスタンガンや刃物よりは確実だし」
そう言うと綾は通学用の鞄を取り出し、その中に拳銃を入れた。
29: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 07:54:52.32 ID:pfkLGtzC0
外には、忍とアリスとカレンがいた。どうやら口々に綾を呼んでいるようだ。
「でも…今3人に会うわけにはいかないのよ」
綾は足音を潜めて、裏口から外に出た。
30: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 08:39:33.73 ID:k26/OMQNO
綾は山を登り、陽子のいる場所まで歩いた。既に陽子の捜索は始まっているようだが、まだここまでは来ていない。
「ただいま、陽子」
陽子に声をかけると、後ろから声がした。
31: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 09:24:08.58 ID:k26/OMQNO
「もしかして…あなたが」
俄に綾の目つきが変わる。
男は悪びれた様子もなく、言った。
32: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 12:23:51.42 ID:k26/OMQNO
綾は後手にマカロフを持った。
「死んでもらうよ」
男の振り回したナイフをすんでのところで避け、綾は拳銃を発砲した。
40Res/17.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20