22: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 01:05:53.80 ID:pfkLGtzC0
「あぁぁ、は、は、は、嘘よ…こんなの嘘よ」
綾の頬は絶望にひきつり、渇いた笑いをこぼした。
「ねえ、陽子、何とか言ってよ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、陽子、陽子、ねえ、ねえ、陽子、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、陽子、陽子、ねえ、ねえ」
何を言おうと、陽子は起きない。
「はは、ははは、ははは」
綾は、陽子の頬をつついた。普段は弾力のある陽子の肌は、すでに乾燥し始めていた。
そんな中、綾の心には、新たな感情が芽生えてきた。
「許さない…」
普段からおしとやかな性格の綾が、滅多に見せることのない強い怒りを面に出したのだ。
「許さない…許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない…ふ、ふふ、許さない…ははは。絶対に許さないんだから。許さない。許さないわ」
もはや綾の目は憎悪に血走り、歯を強く喰い縛っていた。
「ふふ、待っててね陽子。仇は必ずうつわ」
陽子は、何も返さない。
「もう私は別に死んでもいい」
森の中に風が吹いた。
「相手が誰だろうと許さないわ」
ふと、綾は、思い出したように陽子のもとに跪いた。
「陽子、私の色に染めてあげるわ」
そう言って綾は、陽子の唇に口付けた。
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