【きんモザ】綾「誕生花と花ことば」
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30: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 08:39:33.73 ID:k26/OMQNO
綾は山を登り、陽子のいる場所まで歩いた。既に陽子の捜索は始まっているようだが、まだここまでは来ていない。

「ただいま、陽子」

陽子に声をかけると、後ろから声がした。

「小路…綾ちゃんだね」

自分の名前を呼ばれ、咄嗟に振り向くと、男の人が立っていた。

男は、概ね30代、中肉中背。ジャージを着て眼鏡を掛けている。

「あなたは…?」

綾が訊くと、男は携帯を取り出した――陽子のものだ。

「ここに着信履歴があったからね。この子の死体を動かしたのもあんただろ?」


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