貴音「黒馬のお武家様」
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34: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:27:19.63 ID:M21qly2+0
貴音「此度の一件、どうかお取り計らいを」

P「残念だが、それは無理だ」

亜美「そんな!?」
以下略 AAS



35: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:28:29.75 ID:M21qly2+0
P「何故すぐに相談してくれなかったんだ」

貴音「大河の出演は皆が喜んでくれました。心から祝ってくださいました。それが露と消えてしまうかも知れないなどと、どうして言えましょうか。私一人が耐え忍べば良い。ただ、それだけでした……」

貴音「ですが慶次殿はっ! ……私の心中を察して、手を差し伸べてくださいました。それが、このような騒動になってしまって……本当に申し訳――」
以下略 AAS



36: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:29:26.07 ID:M21qly2+0
P「ふふっ、少しの間だけど本物の戦国武将と過ごしてみてわかったよ。俺もしっかりと日本男児なんだなってさ。いくら平和ボケしたとしても、いくさ人の意地ってやつはしっかりと根底にある。俺だって、うちのアイドルが恥辱を受けて黙っていられるほど人間出来ちゃいないさ」

響「プロデューサー! なにとぅるばっとるばー! でーじやっさーじゅんに!」

松風「ヒヒ〜ン!!」
以下略 AAS



37: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:30:13.05 ID:M21qly2+0
松風「ガブゥッ!!」

――松風は元々、関東の野生馬を率いて北条家の軍馬調達による馬狩りを悉く退けた巨馬である。

その体躯に見合う脚力、馬力は並みの馬を遥かに凌駕するものであった。
以下略 AAS



38: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:31:20.71 ID:M21qly2+0
――大手プロダクション社長室

社長「君が例の765プロのプロデューサーだね。話は聞いているよ。随分無茶してくれたみたいじゃないか。ええ?」

慶次「……」
以下略 AAS



39: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:32:06.54 ID:M21qly2+0
慶次「無礼に対して無礼で返すのは無粋の極みだが、事は急を要する故、少々手荒な真似をさせてもらった」

社員「しゃ、社長〜。すんませ〜ん」ボロ

社長「んなっ! お前まさか喋ったのか!?」
以下略 AAS



40: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:33:10.63 ID:M21qly2+0
松風「ヒヒ〜ン!!」ドカァァアン!!

響「三ノ門、突破ァー!!」

慶次「おお、松風! 響にP殿、それに貴音も」
以下略 AAS



41: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:33:45.10 ID:M21qly2+0
――慶次は笑った。


ただただ、涼やかで穏やかな笑みを貴音に送った。

以下略 AAS



42: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:34:40.52 ID:M21qly2+0
「急いで救急車! それと警察も早く!」

「逃げたぞ! 追えー!」

騒がしい声や雑踏が徐々に小さくなっていく。
以下略 AAS



43: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:35:22.92 ID:M21qly2+0
慶次「無法、天に通ず」

その言葉の意味するところを真の意味で理解したのは、この場では貴音だけだった。

「悪い行いは天に通じない」という意味ではない。
以下略 AAS



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