貴音「黒馬のお武家様」
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39: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:32:06.54 ID:M21qly2+0
慶次「無礼に対して無礼で返すのは無粋の極みだが、事は急を要する故、少々手荒な真似をさせてもらった」

社員「しゃ、社長〜。すんませ〜ん」ボロ

社長「んなっ! お前まさか喋ったのか!?」

慶次「どうしてもと言うのなら、こいつの襟首を掴んだまま所司代――いや、警察に申し立てを行う。貴様らの行ってきた婦女暴行、未成年淫行の悪行も洗いざらいますこみとやらの前で告発しよう」

――慶次の豪胆な発言に対し、大手プロダクションの社長とはいえ。否、大手プロダクションの社長だからこそ肝を冷やした。

築き上げてきたものが大きければ大きいほど、失うものもそれに比例して大きいものとなるは必然。

特にそれが社会的な信用ともなれば、それは大企業にすれば、さながら百万石に等しい価値となる。

それを一介の傾奇者の手によって、今まさに崩れんとしていたのだ。


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