貴音「黒馬のお武家様」
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29: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:22:14.40 ID:M21qly2+0
監督「次は利家とまつのプロポーズのシーン! よーい、アクション!」

貴音『あの時、貴方様に頂いたこんぺいとう。とても嬉しゅうございました』

イケメン俳優『なんの。只の砂糖の菓子じゃ』
以下略 AAS



30: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:23:53.37 ID:M21qly2+0
貴音『犬千代様。いいえ、利家様。私を貴方の妻にしてくださいませ』

俳優「まつ。わしと夫婦に――」

松風「ヒヒーン!」
以下略 AAS



31: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:24:36.87 ID:M21qly2+0
貴音「慶次殿! それに亜美と真美まで」

監督「おい。慶次の登場はまだずっと先だよな?」ヒソヒソ

AD「はい。っていうか、あの人。そもそも慶次役の人と別人なんですけど」ヒソヒソ
以下略 AAS



32: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:25:36.94 ID:M21qly2+0
俳優「コ、コホン。おおっ、慶次郎か。いったい何用じゃ?」

慶次「何の用とは異な仰せ。叔父御お忘れか。今日は拙者に槍の稽古をつけてくれると仰っていたではありませんか」

俳優「そ、そうであったか。いやしかし今日はあいにく槍を持ってくるのを忘れてしまってのう。また日を改めて――」
以下略 AAS



33: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:26:35.12 ID:M21qly2+0
――765プロ事務所

亜美「いやー、でも昨日は大変でしたなぁー」

真美「ほんとほんと。雲井兄ちゃんのカブキっぷりはスゴかったねー」
以下略 AAS



34: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:27:19.63 ID:M21qly2+0
貴音「此度の一件、どうかお取り計らいを」

P「残念だが、それは無理だ」

亜美「そんな!?」
以下略 AAS



35: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:28:29.75 ID:M21qly2+0
P「何故すぐに相談してくれなかったんだ」

貴音「大河の出演は皆が喜んでくれました。心から祝ってくださいました。それが露と消えてしまうかも知れないなどと、どうして言えましょうか。私一人が耐え忍べば良い。ただ、それだけでした……」

貴音「ですが慶次殿はっ! ……私の心中を察して、手を差し伸べてくださいました。それが、このような騒動になってしまって……本当に申し訳――」
以下略 AAS



36: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:29:26.07 ID:M21qly2+0
P「ふふっ、少しの間だけど本物の戦国武将と過ごしてみてわかったよ。俺もしっかりと日本男児なんだなってさ。いくら平和ボケしたとしても、いくさ人の意地ってやつはしっかりと根底にある。俺だって、うちのアイドルが恥辱を受けて黙っていられるほど人間出来ちゃいないさ」

響「プロデューサー! なにとぅるばっとるばー! でーじやっさーじゅんに!」

松風「ヒヒ〜ン!!」
以下略 AAS



37: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:30:13.05 ID:M21qly2+0
松風「ガブゥッ!!」

――松風は元々、関東の野生馬を率いて北条家の軍馬調達による馬狩りを悉く退けた巨馬である。

その体躯に見合う脚力、馬力は並みの馬を遥かに凌駕するものであった。
以下略 AAS



38: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:31:20.71 ID:M21qly2+0
――大手プロダクション社長室

社長「君が例の765プロのプロデューサーだね。話は聞いているよ。随分無茶してくれたみたいじゃないか。ええ?」

慶次「……」
以下略 AAS



39: ◆akTsNxs6xE
2018/08/19(日) 13:32:06.54 ID:M21qly2+0
慶次「無礼に対して無礼で返すのは無粋の極みだが、事は急を要する故、少々手荒な真似をさせてもらった」

社員「しゃ、社長〜。すんませ〜ん」ボロ

社長「んなっ! お前まさか喋ったのか!?」
以下略 AAS



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