国王「勇者よ、周りの者に別れの挨拶をすませておくんだな」
1- 20
5: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 00:44:09.01 ID:9h5rKYd00
国王「貴様……っ! 黙って聞いていれば敵に背を向けるような発言を次々と!」

勇者「『申してみよ』と言ったのは陛下でしょうが!」

勇者「だいたい誰が敵に背を向けたんですか? 世の中が動いていない期間に迎撃計画を策定し、世の中が動き出すと同時に体勢を整えるのが、最も効果的に敵を……」
以下略 AAS



6: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 00:47:02.69 ID:9h5rKYd00
〜〜〜〜〜

勇者「さて、早速王都の市街地に繰り出したわけですが……」

勇者「案の定、往来に人っ子一人いません」
以下略 AAS



7: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 00:49:56.63 ID:9h5rKYd00
〜〜〜〜〜

勇者「さて、手は尽くしたのですが……」

勇者「ここで努力を怠ると国王陛下に暗殺されちゃいますから、もう少しだけ頑張った感を出しておきましょう」
以下略 AAS



8: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 00:51:55.44 ID:9h5rKYd00
勇者「う〜ん、この行間から漂う怪しさといい加減さと気持ち悪さ。これですよ」

勇者「だって、本当に集合されたら困りますからねっ。送信!」エイッ

勇者「おっ、早速戦士と僧侶が既読になりましたね。この二人はクソ真面目ですからね」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage]
2018/08/14(火) 00:52:40.97 ID:j4YS7pDeo
現代っ子やなぁ


10: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 00:54:56.06 ID:9h5rKYd00
プルルルルル・・・

勇者「ああ……、戦士からは魔道通話の着信です」

勇者「彼は古風な男ですからね。話が込み入ると、すぐ通話に頼ろうとします」
以下略 AAS



11: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 00:57:06.78 ID:9h5rKYd00
勇者「まー、国王陛下がうるさいっちゃうるさいんですけどねー」

勇者「こんな時期に出立してもいいことないでしょ。武器屋も道具屋もお休みだし」

勇者「女神様がお休みだと、私の卑怯なチート能力が発揮されないし」
以下略 AAS



12: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 01:01:33.37 ID:9h5rKYd00
戦士「貴殿は民を蔑む言動が目立つが、民を蔑んで何のための魔王討伐であろうか」

勇者「愚民と魔王関係なくない?」

戦士「関係ないことあるか。魔王を討伐し、王国に平和をもたらした後、平和を謳歌する民とともに暮らしていくのだぞ」
以下略 AAS



13: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 01:03:30.97 ID:9h5rKYd00
勇者「……ふう」

勇者「話のわからない凡人との会話は疲れますね。私のHPは削られまくりですよ」

勇者「さて、これだけ時間を浪費したというのに、勇者パーティの残り一人からは未だに返信がありません」
以下略 AAS



14: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 01:06:27.20 ID:9h5rKYd00
勇者「ちなみに彼女は勇者パーティの一員ですが、王国からは正式なメンバーとして認められていません」

勇者「実力がないから?」

勇者「とんでもありません。攻撃力は勇者パーティで最も高いです」
以下略 AAS



38Res/31.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice