【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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452
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:20:58.91 ID:AGdfprM60
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まゆりの動かすミシンの音が、ラボの空気にリズムを刻んでいく。
耳慣れた機械音は、壁に背中を預けて立つ俺の耳を、小気味よく揺らしていた。
以下略
AAS
453
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:23:01.36 ID:AGdfprM60
「いずれ? いずれってどういう事? 今すぐじゃないの?」
「何を焦っている? と言うか、今、この状況でそんな話をしても、なんかもう、あれだろうが」
「私は構わない。だから聞かせろ、岡部」
以下略
AAS
454
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:23:51.73 ID:AGdfprM60
そう、分かっていたのだ。
いつか、この瞬間が訪れると言う事は、重々に承知していたのだ。そしてそれが、取るに足らない些細な問題だと言う事も、理解していたのだ。
エンターキーを押した時に比べれば──
病院のベットで、紅莉栖を諦めた時に比べれば──
以下略
AAS
455
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:24:47.47 ID:AGdfprM60
それは、紅莉栖が団扇代わりに使っていた、厚紙のようなもので──
『いや、厚紙というよりは……』
厚紙と思っていたそれは、ただの紙というには妙に膨らんでいる部分があった。そしてよく見ると、大きく張られたシールに、英語か何かの文字がしたためられている事に気付く。
以下略
AAS
456
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:25:38.78 ID:AGdfprM60
俺の言葉に、紅莉栖が微かに頷いてみせた。そして、ゆっくりとした、まるで後ろ髪でも引かれているかのような足取りで、ラボの出口へと向かう。
そんな紅莉栖の後姿に、俺は声をかけた。
「待て、紅莉栖」
以下略
AAS
457
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:26:05.57 ID:AGdfprM60
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458
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:27:01.00 ID:AGdfprM60
真帆「…………」ソワソワ
真帆(なんだろう。なんだかものすごい勢いで、見てはいけないものを見てしまっている気がするわ……)ソワソワ
真帆(そもそも、これってどう考えても紅莉栖の私物なわけよね?)
以下略
AAS
459
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:27:41.39 ID:AGdfprM60
真帆(普段のやり取りを見る限り、互いにどこか捻くれているにしても、それでもやっぱり気心が知れている感じはヒシヒシと伝わってくる)
真帆(つまり……)
真帆(あの話における主要人物の立ち位置は、一応は現実に根ざして……いる?)
以下略
AAS
460
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:28:20.80 ID:AGdfprM60
ペラペラペラ
真帆(第三次世界大戦……バタフライ効果……)
真帆(Dメールにリーディングシュタイナー? あとは……α世界線にβ世界線)
以下略
AAS
461
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/27(金) 02:29:01.06 ID:AGdfprM60
真帆(ヘンに思われたら、その時はあて先を間違えたとでも言えば、誤魔化せるでしょうしね)
真帆「にしてもよ」
真帆(随分とオカルトというかSFというか、そっち方面よりの単語が踊っている割に、作中の岡部さんの心情はどこか繊細にも思える)
以下略
AAS
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