12:1[saga]
2018/06/28(木) 13:58:30.24 ID:6AUUn40c0
どうやら、少女も少年とは気づかずに声をかけていたらしい。
「僕、お姉さんが心配だったから…」
少年はうつむきながら言った。
13:1[saga]
2018/06/28(木) 13:59:01.21 ID:6AUUn40c0
「お姉さん!!大丈夫なの!?」
「あぁ、これ?大したことないわ、いつものことよ」
「いつものことって、どういう…」
14:1[saga]
2018/06/28(木) 13:59:43.12 ID:6AUUn40c0
公園をでて家までの帰路の途中、
「お母さん、離してよ…っ」
しばらく引っ張られていたが、さすがに腕が腕が痛くなってきた少年。
15:1[saga]
2018/06/28(木) 14:00:12.79 ID:6AUUn40c0
少年は公園まで戻ってきたが、少女はもういなかった。
「いない…」
少年は、鎮守府に向かって走り出した。
16:1[saga]
2018/06/28(木) 14:00:43.00 ID:6AUUn40c0
「ぼく、こんな遅くにここで何をしているんだい」
「あ…いや……っっ!!」
「あっ、待ちなさい!!」
17:1[saga]
2018/06/28(木) 14:01:08.74 ID:6AUUn40c0
「おや、ずいぶんと小さいお客人だね」
白い軍服を着た、初老の男が入ってきた。
「大淀、彼にジュースを出してやってくれ」
18:1[saga]
2018/06/28(木) 14:02:05.40 ID:6AUUn40c0
「提督」
大淀が提督に声をかけた。
19:1[saga]
2018/06/28(木) 14:02:36.19 ID:6AUUn40c0
提督が出てしばらく、がちゃりと再びドアが開いた。
「やっぱり、あんただったのね」
部屋に入ってきたのは、少女だった。
20:1[saga]
2018/06/28(木) 14:03:02.76 ID:6AUUn40c0
「……そうよ。
私は、艦娘」
少女は続ける。
21:1[saga]
2018/06/28(木) 14:03:32.46 ID:6AUUn40c0
「艦娘はね、人間じゃないのよ。
どれだけひどい怪我をしても、お風呂に入ればハイ元通り。
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