勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
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377: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:18:15.85 ID:9OC/ch8I0
「どうして……」

どうして気にならなかったのだろうか。

私は『ある瞬間』からのことしか覚えておらず、それ以前の記憶がない。
以下略 AAS



378: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:18:54.42 ID:9OC/ch8I0
――

――――

魔物女「すいません。この話に興味を持っていただける人は少なくて……」
以下略 AAS



379: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:19:20.89 ID:9OC/ch8I0
魔物女「では、その原理は何か?」

魔物女「ここからは私の仮説段階での話ですが、この世界は本来、もっとシンプルな理論に基づいていると思われます」

老人「もっとシンプル?」
以下略 AAS



380: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:19:48.77 ID:9OC/ch8I0
魔物女「話を戻しましょう。それらの世界の根本的に成り立たせるための理論には、魔法は介在していないと思われます」

老人「なぜだ?」

魔物女「簡単な話ですわ。そこに魔力を感知することが一切ないのです」
以下略 AAS



381: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:20:21.87 ID:9OC/ch8I0
老人「えっ? あ、あれ、転移魔法とかあるだろう……?」

魔物女「異世界への転移魔法なんて、見たことも聞いたこともありませんわ! えっ、そんなことが可能なんですの!? 少し話を聞かせてもらえません!?」ズイッ

老人「わ、わかった。わかったから。とりあえず今の話題が終わってからで……」
以下略 AAS



382: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:20:52.27 ID:9OC/ch8I0
魔物女「これは最近ようやく観測できた事象ですわ。結界魔法はご存知ですわよね?」

老人「うむ」

魔物女「結界がどうやって外からの衝撃を防ぐと思います?」
以下略 AAS



383: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:21:24.44 ID:9OC/ch8I0
老人「なるほど。面白い理論だ。だがそれは何か根拠があるのか?」

魔物女「以前から結界魔法に関しての研究は盛んで、これを示唆する内容のものはありましたの。そして、つい先日興味深いデータが取れたのです」

老人「ほう」
以下略 AAS



384: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:21:51.94 ID:9OC/ch8I0
老人「も、もしもだ」

魔物女「はい?」

老人「君の言うその理論が正しかったとして、時間を戻すにはどうしたら良いと思う?」
以下略 AAS



385: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:22:32.08 ID:9OC/ch8I0
――

――――

老人「いろいろとありがとう。君のおかげで少しだけ未来に希望が見えたよ」
以下略 AAS



386: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:23:04.11 ID:9OC/ch8I0
老人「似ている?」

魔物女「ええ、私たちのも言うなれば、神への挑戦ですから」

老人「君も?」
以下略 AAS



387: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:23:30.56 ID:9OC/ch8I0
――

――――

老人「女神様、ようやくだ。やっと……」
以下略 AAS



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