勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
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378: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:18:54.42 ID:9OC/ch8I0
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魔物女「すいません。この話に興味を持っていただける人は少なくて……」

老人「そうだろうな。現実にはあり得ない、夢物語に近い」

老人「今までも何度冷たい視線で見られてきたか……。わざわざそれを専門にしている君は、自分の比ではないだろう?」

魔物女「仰る通りですわ。しかし、私はこの世界に存在する魔法が、時空において何かしらの、我々の想像し得ないほどの影響を与えると考えています」

老人「想像し得ない影響、と言うと?」

魔物女「ざっくり言うと、時空を歪ませるということですわ」

老人「本当にざっくり言ったな」

魔物女「ざっくり言いました」ニコッ

魔物女「私たちは普段、魔力を用いて魔法を使っていますね? 今はこれはこの世に存在するいくつかの原始的な要素を魔力によってコントロールすることによって、起こっていると解釈されていますが」

老人「違うのか?」

魔物女「いえ、違うわけではありませんが、そこにはもっと深い根元に、もっとシンプルな原理があると思うのです」

老人「すごいことを言うんだな。そんなのがわかったら、今の魔法の原理がひっくり返りかねない」

魔物女「ええ、世界をひっくり返そうとしているのですわ」

魔物女「だから、異端なんです」


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