勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
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380: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:19:48.77 ID:9OC/ch8I0
魔物女「話を戻しましょう。それらの世界の根本的に成り立たせるための理論には、魔法は介在していないと思われます」

老人「なぜだ?」

魔物女「簡単な話ですわ。そこに魔力を感知することが一切ないのです」

魔物女「私たちが魔法を使うとき、そこには必ず魔力の残滓が残りますの。どんなに些細な魔法でも」

魔物女「しかし先ほどの例のように、物が落ちるなどの現象には魔力は検出されていません。これは検出の精度の問題の可能性もありますが」

老人「へぇ、魔力を検出するための装置なんてものがあるのか」

魔物女「魔法学の分野は人員が多いこともあって進んでいるのです」

老人「それで、結局のところ何が言いたい?」

魔物女「ああ、また話が脱線してしまいました……。ごめんなさい、私の悪い癖でして」

魔物女「本来、この世界、空間というものは魔法なしでも存在し得るものだと私は考えています」

老人「……なるほど」

魔物女「思い当たる節でも?」

老人「まぁ、昔の話さ。魔法の一切存在しない世界に行ったことがあるってだけで――」

魔物女「えっ!?」


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