18: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:10:50.95 ID:bc+j41HO0
===2.
某日。ペットショップの店内にて、
星梨花は途方もないショックを受けていた。
19: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:13:36.85 ID:bc+j41HO0
だが店員の次の言葉を聞いた瞬間、
彼女はハッとした表情になって顔を上げた。
「それでも痒みを訴えるなら、ノミよりシラミかもしれませんね」
20: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:15:38.90 ID:bc+j41HO0
===
さてその後、「違います。退治するためのお薬が欲しいんです」と
無事に買い物を終えた星梨花はプロデューサーの家までやって来た。
21: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:17:31.50 ID:bc+j41HO0
数分後、プロデューサー宅のリビングに三人と一匹が集まった。
休みだというのに突如叩き起こされて、
まだ寝ぼけ眼のプロデューサーが「……それで」と欠伸混じりに訊く。
22: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:19:12.23 ID:bc+j41HO0
一体全体どういうワケかは知れないが、
目の前の少女は自分たちをお風呂に入れる気満々らしい。
そりゃあ普段から仕事やレッスンで汗はかいているし、
23: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:20:26.09 ID:bc+j41HO0
「プロデューサーさん凄いです! いつもより派手なやられ方です!」
「褒められても……嬉しくない……!」
24: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:21:56.34 ID:bc+j41HO0
===
「で、だ」
仕切り直すように口を開いたプロデューサーの顔には疲労の色が濃い。
25: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:23:36.86 ID:bc+j41HO0
「だからお二人とも、もしかすると頭がおかしいんじゃないかなって心配に」
「星梨花?」
26: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:25:20.04 ID:bc+j41HO0
すっくと腰を上げたならプロデューサーの背後へ回り、
疑惑の頭頂を確認するため後ろからむんずと捕まえた!
瞬間、男は金縛りにあったかのように全ての動きをピタリと止める。
27: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/06/20(水) 20:25:59.95 ID:bc+j41HO0
ここまで。
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