22: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:19:12.23 ID:bc+j41HO0
一体全体どういうワケかは知れないが、
目の前の少女は自分たちをお風呂に入れる気満々らしい。
そりゃあ普段から仕事やレッスンで汗はかいているし、
今だって寝起きで汗臭いかもしれないけども――とプロデューサーは顔をしかめる。
だからと言って、それによる臭いや脂が気になると言うならこのラインナップは不可解だ。
暫し黙って熟考した彼は、隣でシロクマの玩具に夢中になっている
響の頭にそぉっと顔を近づけると、こっそりその髪の匂いを嗅いでみた。
……当然不快な臭いはしない。
むしろ女の子らしい良い匂いだ。
彼女が日頃から使っているシャンプーの澄んだ香りがする。
「きゃあああぁぁっ!!?」
だが次の瞬間、自身の身の危険を感じた響が逃げるように後ろへ飛び退った!
ヘンタイヘンタイと叫びながらテーブルのボトルやブラシを手に取ると、
そのまま男へ投げつける――命中!
「ぐがぁっ!?」と怪獣のような悲鳴を上げてプロデューサーが床に沈む。
星梨花はその一部始終を目をキラキラさせて見届けると。
49Res/37.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20