20: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/20(水) 20:15:38.90 ID:bc+j41HO0
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さてその後、「違います。退治するためのお薬が欲しいんです」と
無事に買い物を終えた星梨花はプロデューサーの家までやって来た。
もちろん今日が彼らの休日であることは事前にリサーチ済みである。
ピンポンとチャイムを押して待つこと数秒。
玄関を開いて姿を現したのは響だった。
星梨花は買い物袋をガサリと鳴らし、体を傾けるようにして挨拶する。
「おはようございます響さん! プロデューサーさんも家にいますか?」
すると、この突然の来訪客に響はパチクリと両目を瞬かせ。
「はいさい星梨花、プロデューサーならまだ寝てるけど……。いるよ?」
「良かった! もしお二人がお留守だったらどうしようかと。
あの、今からお邪魔してもいいでしょうか?」
断る理由も特にない。
響は「いいぞ」と軽く答えて彼女を我が家に招き入れた。
広々とした玄関で靴を脱いで、
星梨花は長い廊下を響の後に着いて歩く。
「それにしても今日はどうしたんだ?
遊びに来てくれるのは嬉しいけど、ジュニオールは一緒じゃないんだね」
「はい、お家でお留守番です。今日は遊びに来たんじゃないですから」
「ふぇ?」
「響さん、いぬ美ちゃんはドコにいますか? それと、プロデューサーさんも起こしてきてください。
今日はわたしからお二人にとっても大事なお話があるんです!」
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