63: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:22:39.73 ID:5MxZKwKG0
無限に続いているのではないか、と錯覚する程の広大な樹海。
その遥か彼方から飛来する影があった。幼体のバーテックスである。
「すごい数ね…敵もここで決着を付けるつもりらしいわね」
64: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:23:28.64 ID:5MxZKwKG0
今日はここまで
次回で最終回となります
65:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 23:29:03.00 ID:0uDSOG7SO
結城友奈が如く
66:名無しNIPPER[sage]
2018/06/24(日) 04:56:28.98 ID:KC62Ol7io
時天空慶晃は出てこないのか…
67: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 20:00:45.09 ID:8SEhTK000
お待たせしました
最終回、投稿はじめます
68: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 20:03:07.31 ID:8SEhTK000
ついに姿を現した、星々を喰う魔物・ラ=グース。
勇者部はその全身から放たれる威圧感に圧倒され、委縮していた。
「どうしたお前ら、そんなに縮こまりおって!
勇者部五箇条ひとつ!核が怖くて勇者は務まらず!
69: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 20:09:36.58 ID:8SEhTK000
「東郷!何をしとる!敵がそこまで来とるんじゃぞ!」
「友奈ちゃん、このまま私たちが戦い続けるなんておかしいよ…
世界を救うために戦った私たちだけが傷付いて、それなのに誰からも労われず、感謝もされず…
70: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 20:19:07.78 ID:8SEhTK000
…しかし、何秒経っても光線の衝撃がくる気配はない。
不思議に感じた勇者部がその瞳をゆっくりと開く。
彼女たちの眼前に現れたのは、巨大な、馬鹿馬鹿しいほどに巨大な赤い掌だった。
その掌が、勇者部をラ=グースの光線から守ったのである。
その正体をいち早く察した友奈が、笑みを浮かべながら叫ぶ。
71: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 20:28:10.40 ID:8SEhTK000
ゲッターエンペラーの背中を見送った友奈は、東郷の両肩にそっと手を乗せ、静かに語りかける。
「落ち着くんじゃ東郷。この戦いが終われば、全てが終わる。
もう勇者として戦い続ける必要もないんじゃ」
72: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 20:33:04.85 ID:8SEhTK000
「東郷。わしは口下手じゃから、お前が納得できるように説得する事などできん。
じゃがのう、気合だけなら誰にも負けんつもりじゃ。
どうじゃ?そんなわしの魂を込めたキスでも、まだ納得してもらえんか?」
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