72: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 20:33:04.85 ID:8SEhTK000
「東郷。わしは口下手じゃから、お前が納得できるように説得する事などできん。
じゃがのう、気合だけなら誰にも負けんつもりじゃ。
どうじゃ?そんなわしの魂を込めたキスでも、まだ納得してもらえんか?」
友奈の言葉に東郷は赤面し、身悶えしながら答える。
「ううん、そ、そんな事ない…友奈ちゃんの気持ち、しっかり伝わったよ…」
「ほうか…なら、一緒に戦ってくれるか?」
「うん!でも友奈ちゃん、さっき口下手だって言ってたけど、喋るのだけじゃなくてキスの方もまだまだだね」
東郷がいたずらっ子のような笑みを浮かべながら、友奈をからかう。
友奈はそんな東郷の言葉を、顔を真っ赤に染めながら否定する。
「あ…アホンダラ!今はそないな事いうとる場合じゃ…」
友奈は体の異変に気付き、言葉を止めた。
自身の体が桃色の光に包まれているのだ。
体の異変は友奈だけではない。東郷の体もまた、同様に青い光に包まれていた。
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