45: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:15:51.68 ID:1fxqXa9+0
大赦内の医療センター。そこでは、散華の影響で不自由になった友奈の右脚と左腕の治療が行われていた。
待合室には東郷、そして東郷と同様に大赦の派遣した車によって運ばれた残りの勇者部部員が、
神妙な7面持ちで手術の成功を祈っている。
46: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:25:13.08 ID:1fxqXa9+0
手術が始まって4時間が経過しようとしていた頃、待合室のドアを開け、一人の男が入室した。
赤尾虎彦その人である。虎彦の姿を確認すると、それまで黙っていた東郷がせきを切ったように言葉を投げかける。
「赤尾さん!友奈ちゃんは!?友奈ちゃんは無事なんですか!?」
47: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:26:24.51 ID:1fxqXa9+0
「さぁ、入ってこい。仲間に顔を見せてやれ」
虎彦の言葉に従い、彼の背後から待合室に入室してきたのは友奈だった。
その足取りはややおぼつかないものの、しっかりと自分の脚で大地を踏みしめて歩いており、見る限りでは左腕にも異常はないようだった。
48: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:27:44.53 ID:1fxqXa9+0
「これが勇者兵器計画。そいつの左腕と右脚は使い物にならなかった。
そこで、勇者システムの新武装の実験台となってもらったのだ。」
「だからって、こんな体に改造したんですか!?本人に断りもなく!!」
49: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:36:29.05 ID:1fxqXa9+0
「どうした?私が憎いか?」
「よくも…よくもこんな…」
50: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:49:54.30 ID:1fxqXa9+0
「バァタレ!そりゃ、最初見た時はビックリしたぜ〜〜〜!しかしのぅ…」
友奈が天井へ向けてマシンガンを発泡する。
51: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:51:17.47 ID:1fxqXa9+0
今日はここまで
今週中に終わるかなぁ
52:名無しNIPPER
2018/06/20(水) 00:57:25.91 ID:LJlawEfSO
>>30
キッモ
53: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 22:59:09.69 ID:5MxZKwKG0
遅くなりました
第4話の投稿はじめます
54: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:01:06.50 ID:5MxZKwKG0
虎彦に連れられて、大赦の最深部へとたどり着いた勇者部一同。
目の前に現れたのは、大赦のイメージからはかけ離れた、重々しい金属製の扉。
長年大赦に務める夏凛でさえ、初めて見る場所だった。
虎彦はドアの脇に取り付けられたボタンを押し、マイクを通してに部屋の主へと声を掛ける。
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