【ゆゆゆ】結城友奈は極道である【極道兵器】
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54: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/23(土) 23:01:06.50 ID:5MxZKwKG0

虎彦に連れられて、大赦の最深部へとたどり着いた勇者部一同。
目の前に現れたのは、大赦のイメージからはかけ離れた、重々しい金属製の扉。
長年大赦に務める夏凛でさえ、初めて見る場所だった。
虎彦はドアの脇に取り付けられたボタンを押し、マイクを通してに部屋の主へと声を掛ける。

「博士、勇者5人を連れてまいりました」

『ご苦労だったな、虎彦。入るがいい』

その声とと共に、金属のドアが自動で開け放たれる。
虎彦の後に続いて入室した勇者部が目にした光景は、中央に大きなモニターが設置させた白い部屋だった。
モニターの前には、60代から70代と思われる白髪の男が椅子に腰かけており、その隣には先程出会った少女、園子が座っている。
5人の勇者がそれぞれ用意された椅子に座ったのを確認すると、老人はその口を開いた。

「よく来たな、勇者諸君。わしの名は早乙女。
 現バージョンの勇者システムの開発者であり、この研究所の所長でもある」

「研究…所?それってどういう…」

早乙女の言葉の意味を理解できず、困惑する夏凛。
無表情の友奈を除き、他の勇者部部員も同様の表情だった。

「大赦というのは仮の名だ。この施設の真の名は、早乙女研究所。
 ゲッター線を研究するための施設だ。わしの一族は、代々ゲッター線の研究を続けてきたのだ」

話が読めない勇者部へと、早乙女が話を続ける。



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