46: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:25:13.08 ID:1fxqXa9+0
手術が始まって4時間が経過しようとしていた頃、待合室のドアを開け、一人の男が入室した。
赤尾虎彦その人である。虎彦の姿を確認すると、それまで黙っていた東郷がせきを切ったように言葉を投げかける。
「赤尾さん!友奈ちゃんは!?友奈ちゃんは無事なんですか!?」
「彼女なら心配ない。すべてうまく行ったよ」
「それじゃあ、元の体に戻るんですね!」
虎彦の言葉に、勇者部全員が安堵の表情を浮かべる。
だが、虎彦は不気味な笑みを浮かべながら言葉を続けた。
「いや、全て元通りというわけには行かない。あとは本人次第さ…」
「どういう事ですか?」
夏凛の質問には答えず、虎彦が部屋の奥へと声をかける。
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