47: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:26:24.51 ID:1fxqXa9+0
「さぁ、入ってこい。仲間に顔を見せてやれ」
虎彦の言葉に従い、彼の背後から待合室に入室してきたのは友奈だった。
その足取りはややおぼつかないものの、しっかりと自分の脚で大地を踏みしめて歩いており、見る限りでは左腕にも異常はないようだった。
「友奈ちゃん!体は大丈夫なの!?」
東郷の後に続き、勇者部全員が友奈に駆け寄る。
「ああ、なんとかな。まだ慣れてはおらんがの」
友奈の元気そうな様子に安堵し、笑みを浮かべる勇者部。
だが、そんな勇者部の空気を断ち切り、虎彦が冷酷な言葉を吐く。
「全員そいつから離れろ。あまり近寄ると危険だからな」
その言葉と共に胸ポケットからひとつの機械を取り出し、スイッチを押す虎彦。
すると友奈の左腕と右脚が自動で変形し、鋼鉄の義手と義足が現れる。
「な、なんじゃこりゃあ!?」
自身の体の変化に驚愕する友奈だったが、それだけでは終らない。
義手と義足はそれぞれマシンガンとロケットランチャーに変形したのだ。
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