1:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:43:20.35 ID:i8FTx4y10
『第5話 どこにもいない私』
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2:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:43:42.92 ID:i8FTx4y10
――さいたまスーパーアリーナ前
『パッション!』
『セクシー!』
3:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:44:09.59 ID:i8FTx4y10
――夜、橘家(ありすの部屋)
ありす「ふぅ、やっと帰れました」
ゆっこ「今日も仕事先で魔物が出てきて大変でしたねー」ゴソゴソ
4:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:44:36.95 ID:i8FTx4y10
ゆっこ「王国から調査結果の連絡が来たんです。ほら、たまーに魔物が出ても結界が張られなかったり、よくわからない変な特性を持った魔物がいたりしたじゃないですか」
ありす「ああ、そういえばいましたね。体が霧状になったり、鉄と同じ硬さになったりする魔物でしたね」
ゆっこ「そうなんです。そういった魔物は、魔物たちを統率しているヤツらが特別に手を加えている可能性の高い魔物だったみたいです」
5:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:45:03.65 ID:i8FTx4y10
ゆっこ「お金も日本円はマジカルランドじゃ使えませんからね。後は貴重品だけ持っていればオッケーです」
ありす「……ちなみに、行先は本当に魔法の国なんですよね?」
ゆっこ「はい! 魔法の国マジカルランドです! ユッコの成績が良かったので、帰省に合わせてありすちゃんたちも連れてきていいよって王国から特別に許可が下りたんです」
6:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:47:02.26 ID:i8FTx4y10
――週末、公園(雑木林)
文香「そうですか……その、魔物たちを変化させている幹部という存在が……私たちの世界にも……」
礼子「大丈夫なの? 幹部なんて危なそうな相手、この前の運動会の時にいたかもしれない敵なんでしょう?」
7:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:48:41.35 ID:i8FTx4y10
ゆっこ「クローゼットの中にジュエルを入れると光の柱が出来上がるので、その中に飛び込めばマジカルランドに行けますよ!」
ありす「どれどれ……」カチッ!
ピカッ!
8:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:49:35.31 ID:i8FTx4y10
――マジカルランド、マジカルランド王国前
ゆっこ「というわけで、ここがマジカルランドのマジカルランド王国前です!」
ありす「本当に妖精の国だ……」ボソッ
9:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:50:10.03 ID:i8FTx4y10
――汽車内
ありす「汽車は私たちの世界のものとほとんど変わりませんね」
文香「はい……外観は、可愛らしい装飾でしたが……」
10:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:51:24.11 ID:i8FTx4y10
礼子「……やっぱり、私たち人間は珍しいのかしら?」
ゆっこ「そりゃ少し前は、よっぽどの事態じゃないと人間がマジカルランドに来ることはありませんでしたからね。はいお弁当」
ありす「新聞やメディアの報道で魔法少女たちはよく取り上げられているみたいですし、魔物との戦いが始まってからはこの世界に来る人間も増えたってとこですかね」
11:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:52:01.31 ID:i8FTx4y10
――数時間後、モバマスシティ
ゆっこ「到着です! ここがモバマスシティです!」
ありす「お……おおおお……」
12:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:52:41.35 ID:i8FTx4y10
――モバマスシティ、町長の家
ゆっこ「ただいまー」ガチャッ!
町長「これユッコ! なーにがただいまじゃ!」
13:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:53:18.41 ID:i8FTx4y10
町長「おおっ! こりゃまためんこい子が……うむ、確かに魔法少女の面影がある……魔法少女としてのお名前を聞いてもよろしいですか?」
ありす「マジデ・クール・マジカ・タチバナです」
町長「マジデ・クール……おお、人気ランキング139位の!」
14:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:53:47.37 ID:i8FTx4y10
町長「ほっほっほ……おや、ありすちゃんや、その手に持っているものは?」
ありす「え? これですか? タブレットですけど」
町長「ふむ……どれ、せっかく遊びにきてくれたことじゃ、ちょっと貸してもらえんかの?」
15:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:54:30.50 ID:i8FTx4y10
――モバマスシティ(大通り)
ありす「大通りの大道芸、ふわふわ飛びながら郵便受けに手紙を入れる妖精やふくろう、楽器演奏をしながら移動している馬車……」
礼子「ちょっとおかしいところもあるけど、イメージしていた魔法の国って感じね」
16:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:54:58.35 ID:i8FTx4y10
「魔法少女! 魔法少女に変身してー!」
「びゅーんって空飛んで! 一緒に空飛ぼう!」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:55:47.39 ID:i8FTx4y10
「この子がね、クールタチバナに渡したいものがあるんだって!」
ありす「わ、私にですか?」
18:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:56:19.71 ID:i8FTx4y10
ありす「……は、はい。ありがとう……ございます」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:57:15.05 ID:i8FTx4y10
――数時間後、夜、モバマスシティ、ゆっこの家
文香「晩ご飯……とても、美味しかったですね」
礼子「そうね。お皿も浮かせて持ってきていたし、魔法の国って感じの食事だったわ」
20:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:57:45.58 ID:i8FTx4y10
――モバマスシティ、郊外
??「うーん、魔力の跡を追いかけて―……へー、王国に行かないでこんなトコに来てたってワケか」
21:名無しNIPPER[saga]
2018/06/11(月) 01:58:21.01 ID:i8FTx4y10
――モバマスシティ、ゆっこの家
<カーン! カーン! カーン! カーン!
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