武内P「島村さんとラブホテルに入ることになってしまいました……」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:23:28.14 ID:bOgng+vj0
「あ、わかりました!」

 どうやら卯月は閃いたらしい。

「これ、マッサージ器ですよ。ほら、こんな風に肩に置いたりして」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:24:29.46 ID:bOgng+vj0
 誰かが部屋を間違えたのだろうか、それとも――。
 プロデューサーは恐る恐るドアの前まで来て、ほんの少し扉を開けた。
 そこにいたのは先ほど部屋を案内してもらった従業員だった。
 手には折りたたんだコスプレ衣装を持っている。

以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:25:24.47 ID:bOgng+vj0
「あ、これですか。さっき読んだアルバムの中に電話一本で借りれるって書いてあったんで借りたんです。しかも無料ですよ!」

 プロデューサーが衣装を見て唖然としていることに気づいたのか、卯月が説明する。

「そう、ですか……」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:26:07.79 ID:bOgng+vj0
「お待たせしました!」

 風呂場から出てきた卯月の姿。それはアイドル衣装に身を包んだ姿だった。

「島村さん……」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:27:14.01 ID:bOgng+vj0
「いいと、思います」

 手に持っているバイブが気になって仕方がない。

「えへへ、良かったです」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:28:01.57 ID:bOgng+vj0
 お礼がしたい。
 少しゴールが見えてきた気がしたがバイブが邪魔をする。
 むしろバイブ方面で考えると嫌な予感しかしない。

「お礼、とは」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:28:37.29 ID:bOgng+vj0
 そこにはステージが出来上がっていた。
 丸いベッドにピンク色の照明がかかり、そこに島村卯月が立っていた。
 それだけで、立派なアイドルのステージだった。

「私を支えてくれたプロデューサーさんにお礼がしたくて、だから、島村卯月、歌います!」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:29:32.35 ID:bOgng+vj0
「憧れてた場所を ただ遠くから見ていた♪」

 歌い始める卯月。『S(mile)ING!』だ。
 ベッドの上なのでダンスはできないし、BGMもない。バイブは音を拾わない。
 それでも笑顔で、精一杯の声で歌う卯月の姿を見て、プロデューサーはこれまでのすべてが報われたように感じていた。
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:30:07.77 ID:bOgng+vj0
 だから伝わってほしい、私の想い。卯月は歌詞に、気持ちを込めた。



 愛を込めて、ずっと、歌うよ。
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:30:56.38 ID:bOgng+vj0
 歌い終えたあと、拍手が鳴り渡る。
 たった一人だけの、プロデューサーの拍手。
 それでも歌い終えた卯月にとっては、何よりの報酬だった。

「島村さん、良い、ステージでした。これからも、よろしくお願いします」
以下略 AAS



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