武内P「島村さんとラブホテルに入ることになってしまいました……」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:14:35.17 ID:bOgng+vj0
ドアが閉まったのを確認してから、プロデューサーは動き始めた。
部屋の調査をするためだ。先に卯月に風呂を勧めたのはもちろん口にしたことも事実ではあるが、卯月の目に
できる限り変なものは晒さないようにしたかった。
いくら普通さにあっけに取られたとはいえ、ここはラブホテルなのだ。きっと、何かあるに違いない。
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:15:51.11 ID:bOgng+vj0
まずはマニュアルを読む。使用の際の注意、簡単な内線番号や避難経路等が書かれていたが、特に問題はないようだ。
一緒に置かれていた番組表は何かからコピーされたものだったが、有料チャンネルと無料チャンネルが別々に
分かれていたので、有料の方はくしゃくしゃにしてゴミ箱に捨てた。
『この【アイドル痴方営業〜私、貴方の枕になります〜】ってなんでしょう? 普通大地の地、ですよね?』
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:16:46.53 ID:bOgng+vj0
学生服一つ取っても割と充実しており、果てには大人用園児服まで入っていた。
ふと、プロデューサーの脳裏にとときら学園のことが浮かぶ。
とときら学園に以前大人組が出たことがあったが、あの回も何故か大好評だった。もしかしたら卯月たちのような
学生たちが着て登場してもいけるのではないだろうか。
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:17:48.78 ID:bOgng+vj0
「ふう、さっぱりしました! あれ? どうしたんですかプロデューサーさん」
「いえ、その……」
なんて説明したらよいのだろうか。プロデューサーは言葉に詰まってしまう。
卯月はバスローブに身を包んでいた。服が濡れていたためだから着替えているのは仕方のないことなのだが、
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:18:39.65 ID:bOgng+vj0
「凛ちゃんたち、頑張ってるなあ……」
テレビを見る卯月の顔。そこにはかつて見たような焦りや悲しみといったネガティブな感情はなく、友達として、
仲間として、共に成長していくような逞しさがあった。
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:19:26.79 ID:bOgng+vj0
「そのことですが、その、随分と早く上がられましたね」
「プロデューサーさんに風邪を引いてほしくなくて、いつもより早く上がっちゃいました」
卯月の笑顔と善意が辛かった。
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:21:06.31 ID:bOgng+vj0
卯月の言っていた通り、確かにお風呂場はピンクだった。
マットがあったり、ローションが置いてあったりと明らかにナニかをするためのものだ。
プロデューサーはそれらを無視してシャワーだけを浴びる。
烏の行水レベルでいい。とはいえ変に早すぎるのも怪しまれかねないので、しっかりと身体は洗うことに決めた。
身体を洗い終え、タオルで身体をしっかりと拭き、バスローブに着替え、風呂場から出る。
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:21:50.74 ID:bOgng+vj0
「島村……さん?」
最悪の事態だった。
一番隠すべきだったであろう男の象徴とそっくりなものを卯月は持っているのだ。
以下略
AAS
20
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:23:28.14 ID:bOgng+vj0
「あ、わかりました!」
どうやら卯月は閃いたらしい。
「これ、マッサージ器ですよ。ほら、こんな風に肩に置いたりして」
以下略
AAS
21
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:24:29.46 ID:bOgng+vj0
誰かが部屋を間違えたのだろうか、それとも――。
プロデューサーは恐る恐るドアの前まで来て、ほんの少し扉を開けた。
そこにいたのは先ほど部屋を案内してもらった従業員だった。
手には折りたたんだコスプレ衣装を持っている。
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/04/24(火) 23:25:24.47 ID:bOgng+vj0
「あ、これですか。さっき読んだアルバムの中に電話一本で借りれるって書いてあったんで借りたんです。しかも無料ですよ!」
プロデューサーが衣装を見て唖然としていることに気づいたのか、卯月が説明する。
「そう、ですか……」
以下略
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