13: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2018/04/09(月) 00:09:12.03 ID:BEFLqt5g0
「荒木さん。俺はあなたをアイドルになってもらいたいと、心の底から思っています」
真っ直ぐ私の方を見ながら、彼は言葉を紡ぐ。私は彼の視線の耐えられず、うつむきながら、また反論する。
「……そもそもアタシ、そんな華やかな場所は似合わないっスよ」
「きっと似合います。あなたなら」
矢継ぎ早に言葉を付け足される。落ち着いた声色から、彼が嘘を言っていないと言うことは否応なしに分かった。この人は、本気で私をアイドルにって、そう思っているんだ。
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