565:名無しNIPPER[saga]
2019/06/07(金) 05:24:31.21 ID:oJPKOcJt0
そして中学を卒業して。
私は、微睡む夢の中で、彼女と出会いました。
566:名無しNIPPER[saga]
2019/06/07(金) 05:25:02.56 ID:oJPKOcJt0
全てを失くした子。
未来を見出せない子。
567:名無しNIPPER[saga]
2019/06/07(金) 05:25:45.06 ID:oJPKOcJt0
全てを投げ捨てようとした千早ちゃんに。
私は夢の中で、思わず声をかけていました。
568:名無しNIPPER[saga]
2019/06/07(金) 05:26:18.34 ID:oJPKOcJt0
ああ、私と同じだ。
頑張って頑張って、それでも見放されて。
569:名無しNIPPER[saga]
2019/06/07(金) 05:26:48.39 ID:oJPKOcJt0
千早ちゃんは、私だ。
「どうして、私に声をかけたの」
570:名無しNIPPER[saga]
2019/06/07(金) 05:27:28.88 ID:oJPKOcJt0
引っ張ってあげるよ。
だから、その代わりね。
571:名無しNIPPER[saga]
2019/06/07(金) 05:27:56.50 ID:oJPKOcJt0
だから、千早ちゃんにはね。
「はいっ、ゆーびきーりげーんまーん!」
572:名無しNIPPER[saga]
2019/06/07(金) 05:29:29.50 ID:oJPKOcJt0
どこへ進むか、分からなくてもいい。
いつも必ず正解を選ぶ必要なんてない。
573:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:31:28.24 ID:9+Zy6u7A0
それからは、本当に幸せな日々だった。
574:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:32:15.29 ID:9+Zy6u7A0
私は私で頑張ったんだ。
眠ってしまう日はどんどん増えていく。
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