千早「賽は、投げられた」
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497:名無しNIPPER[saga]
2018/06/21(木) 23:32:59.43 ID:lsNzXGhZ0


「私が、弱かったから」


かちゃり。


「私に、勇気がなかったから」


かちゃり。


「私が、大馬鹿だったから」


かちゃり。


「鍵なんて」


もう、南京錠はない。


「最初は、かかっていなかったのにね」


目の前の扉は、ただの、普通の扉だった。




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