千早「賽は、投げられた」
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494:名無しNIPPER[saga]
2018/06/21(木) 23:16:00.41 ID:lsNzXGhZ0


扉には幾重にも南京錠。

空には幾千、幾万の輝き。

透明な部屋に、夜が来る。

その夜を眩しい輝きが照らし出す。


「流れ星」


きらり、と。

願い事を唱える間もなく燃え尽きる。

それが。

一つ。

二つ。

次々に線を描いて、流星群が降り注ぐ。


「おいで、ここまで」


一筋の光が飛び込んでくる。

私は手を伸ばして。

それを、手の平でそっと包んだ。




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