493:名無しNIPPER[saga]
2018/06/21(木) 23:11:10.58 ID:lsNzXGhZ0
その光まで。
少し背伸びをすれば、手が届きそうで。
「ん、しょ」
なんてことは子どもの夢見だとは分かっているのだけれど。
それでも、つい、背伸びをしてしまう。
背筋を伸ばし、腕を伸ばす。
天に煌めく光は、私に優しく囁きかける。
その声が、少しくすぐったい。
「あの星を、胸元に引き寄せて」
手の平に集めた、光る願いが。
「前へ前へと、進みましょう」
行く先を照らす光と、なりますように。
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