千早「賽は、投げられた」
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417:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 16:37:35.51 ID:90dRlIqZ0

震える手で、恐る恐る受けとる。

プロデューサーが音響機材の電源を入れる。


「聴かせていただくか?」


機材のランプが灯る。

私はおぼつかない手つきで、ディスクを入れるためのボタンを押す。

白いディスクをはめながら、遥か遠くのように思えるあの日を思い出す。

そういえばあの日、この人は確かに言った。

私のために、歌を書きたいと。


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